早稲田大学の英語4技能化への取り組み

早稲田大学の英語4技能化への取り組み
 文化構想学部・文学部では,前身である第一文学部・第二文学部において2004年から英語カリキュラムの全面的な改編を進めてきた。これは,それまで技能別科目だった英語授業を4技能統合型に変更し,訳読中心の英語教育からの脱却を目指している。現在の学部に改編された2007年には,英語入試問題についても指示文をすべて英語にするなど大幅に刷新した。さらに,2017年入試から両学部では,TEAP,IELTS,実用英語技能検定(英検),TOEFL iBTのいずれかのテストで取得したスコアを利用して受験することのできる新しい入試制度を採用した。このような改革の背景にあるのは,高大接続の推進と2032年までに外国語授業の割合を50%に増やす,という早稲田大学における数値目標(VISION150)である。いま,英語4技能のバランスが取れた高い英語力を持つ学生を集めることで,早稲田大学における今後の英語教育改革に加速がかかっている。

[ 2019年01月07日 ]