東京大入試,専用の「英語力証明書」導入へ
東京大は25日,「大学入学共通テスト」の初年度の受験生の英語力を確認するため,高校の調査書ではなく,専用の「英語力についての証明書」の提出を求める方針を発表しました。2021年度入試から始まる共通テストは,英語の民間試験を導入しますが,東京大は民間試験の成績を必須としないことを表明していました。調査書に英語力の記載を求めると,高校が他大学向けとは別の調査書を作ることになり,混乱が想定されるためだということでした。
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)を測るために導入される民間試験をめぐっては,異なる目的の試験を共通の尺度の「CEFR」で比較することの難しさや,受験生の居住地や家庭の経済状況の違いによる公平性について,疑問の声が上がっています。
東京大は9月,こうした声に配慮し,CEFRの6段階で下から2番目の「A3」以上の英語力を出願資格とし,(1)民間試験の成績(2)A2以上の英語力があると書かれた,調査書などの高校が作る証明書(3)障害や病気などの理由で(1)(2)の書類を出せない事情を説明する「理由書」,のいずれかを求める基本方針を発表していた。
[ 2018年12月28日 ]
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