寄贈書

寄贈書

 

 

「独立自尊」

 

 
 釈文:独立自尊どくりつじそん(独力で事を行い,自己の人格と尊厳を保つこと)。
 
 福澤諭吉(慶應義塾創設者,豊前国出身,1835~1901)の揮毫。
 
 安東輝喬氏(本校社会科教諭,昭和40年~昭和54年在職)の寄贈。寄贈経緯は不明。




 

「質実剛健」

 

 
 釈文:質実剛健しつじつごうけん(飾り気がなく真面目で,心身ともに強くてたくましいこと)。
 
 東郷平八郎(元帥海軍大将,薩摩国出身,1848~1934)の揮毫(大正~昭和初頭頃)。
 
 秋元梧樓氏(新治郡玉里村生まれ,本名は秋元(旧姓:矢口)常五郎,
 
 みりん醸造業(千葉県流山町),俳人(「三愚集」))の寄贈。寄贈経緯は不明。




 

「天必與正義」

 

 
 釈文:天てんハ必かならズ正義せいぎニ與くみス(天は必ず正義に味方する)。
 
 永井柳太郎(政党政治家,逓信大臣,大日本育英会創立者,石川県出身,1881~1944,
 
 長男は永井道雄文部大臣)の揮毫。
 
 寄贈者や寄贈経緯は不明。




 

「奥妙存錬心」

 

 
 釈文:奥妙おうみょうハ錬心れんしんニ存そんス(奥義や妙技は,たゆまぬ心身の鍛錬にある)。
 
 三船久蔵(講道館柔道十段,「柔道の神様」,岩手県出身,1883~1965)の揮毫(昭和27年)。
 
 本間(旧姓:貝塚)隆雄氏(高校5回,昭和28年卒)の寄贈(昭和28年)。
 
 当時,一高柔道部(高校3年生)の本間氏が講道館で稽古していた折に,三船氏に直接依頼し
 
 揮毫してもらった。