「自立探究型の学び」が難関大合格へ導く 　「Noblesse Oblige」とは，才能や環境に恵まれた者は，人々のために，そして，より良い社会を築くために，常に高い志を持って努力する責務があるということです。本校は，教育理念であるこの「Noblesse Oblige」の精神のもと，授業第一主義と，充実した個別指導の両面を力強く実践しながら，「高い知性」と「豊かな人間性」を兼ね備えた，社会に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。

　「高い知性」の修得に当たっては，授業第一主義を掲げています。生徒一人一人の進路希望を実現させるために最も大切なものは，教師が提供する充実した授業を基盤とした生徒による日々の取り組みです。本校では，1時間1時間の授業の地道な積み重ねこそが，その一番の近道であると考えています。そのために1，2年生では，すべての教科を手を抜くことなく幅広く学習し，総合的な力を身につけます。このことが，3年生の最後の追い込みの時期に力を発揮します。　
　また，本校では，自ら考えを深めていく「自立探究型の学び」を目指しています。この「自立探究型の学び」を通して問題解決能力を身に付け，多くの生徒が東京大学や国公立大学医学部医学科などへの進学を果たしています。この学校で培われる学びの精神は，知識だけでなく，思考力や判断力，表現力を伸ばし，生涯にわたって役立つ重要なスキルとなるはずです。

　「豊かな人間性」の涵養のため，部活動や学校行事における活動を奨励しています。本校のモットーは，「頭鍛え，体鍛え，心鍛え」ということです。生徒が主体的に企画・運営する部活動や学校行事を通して，創造性や協働性，表現力が養われていき，充実した高校生活を送ることができます。このような主体的な姿勢，チャレンジする姿勢は，将来の進路を決定する上でも重要な役割を果たします。

　また，本校では，入学と同時に綿密な個別面談が開始され，学習相談や進学相談，心の相談などに至るまできめ細かく対応しています。入念な，そして熱気に満ちたとでも言うべき基礎学力向上を目指した施策によって，生徒の進路希望を実現する高い学力だけではなく，目の前の困難に立ち向かう強い心を育んでいきます。

　今以上にグローバル化するであろう社会を生き抜くために必要な資質は，困難な状況にぶつかった時，「何が問題なのか」を的確に分析し，創意工夫で新しい「解決の方法」を見つけ出すことだと考えます。その能力を習得するために，高校時代は思考力や判断力，創造性を身に付けることが必要です。本校の生徒は，このような時代の要請に果敢に応えられる資質や能力を十分に備えており，本校での学習を積み重ねることによって，さらにそれに磨きがかかるものと思います。言うまでもなく，大学に合格することが目的なのではなく，大学で何を学び，それを将来の人生にどう生かして，社会に貢献できるかが大切となります。

　様々な才能をもった優秀な生徒集団と，個性豊かで教育熱心な教職員に囲まれた最高の教育環境こそが本校の一番の特色であり，さらに，この学校で学ぶ生徒たちの進路希望を実現させる独自のノウハウが，本校を全国でも有数の進学校にしています。

進路情報

　茨城県立土浦第一高等学校
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