茨城県立土浦第一高等学校(全日制・定時制)
 

名古屋大でも英語認定試験のA2レベル以上を出願要件に

名古屋大でも英語認定試験のA2レベル以上を出願要件に
 名古屋大は11月22日,2021年度入試における英語の4技能評価について,一般入試の全志願者のCEFR対応表のA2レベル以上に相当する英語力を出願資格として求めると発表した。A2レベル以上であることは,認定試験の成績又は高校の調査書等の記載を利用して確認し,調査書等の記載内容や例外措置等の詳細,及び推薦入試における取扱いについては,2019年1月頃に公表する,としている。


[ 2018年12月10日 ]


→ 2021年度入学者選抜における変更について(予告)


 

平成33年度入試における東北大の基本方針について

平成33年度入試における東北大の基本方針について
 東北大は12月5日,2021年度入試から始まる大学入学共通テストで導入される英語の民間試験の受験を出願要件とせず,合否判定にも使わないと発表した。民間試験は「読む・聞く・話す・書く」という4技能を測るために導入され,国立大学協会も活用する基本方針を決めているが,東北大は「入試に利用する準備が十分に整っておらず,合否判定に用いるには無理がある。受験生の公平公正を損ねる」と判断した。


 東北大はCEFRのA2レベル以上の能力を「備えていることが望ましい」として「出願基準」としつつ,受験にあたっては証明書などを求めない。理由として、東北大は公平公正な受験体制の整備や成績評価に関する問題が「解決する見通しが立っていない」などとしている。また,東北地方などの高校を対象に行った調査では,民間試験の必須化への賛成が8%にとどまり,反対が4割だったことも考慮したという。2022年度入試以降については改めて検討するようだ。


[ 2018年12月07日 ]

→ 平成33年度入試における東北大の基本方針について


 

慶應義塾大,全学部で共通テスト使わない

慶應義塾大,全学部で共通テスト使わない
 慶應義塾大は11月19日,2021年度一般入試で,大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト」や英語の民間試験を,全学部で利用しないと発表した。早稲田大は共通テストや英語民間試験を利用する方針で,判断が分かれた。

 慶應義塾大は現在,一般入試で大学入試センター試験を利用せず,英語民間試験の利用も帰国子女らを対象にした一部入試に限っている。大学入学共通テストと英語民間試験を利用しない理由について,「独自に問題を作成した方が,大学の教育理念に沿った学生を選抜できる」と説明した。

 私立大では、早稲田大が2021年度入試から政治経済など3学部の一般入試で,大学入学共通テストや英語民間試験を活用し,独自テストと併用する。国立大では,国立大学協会が英語民間試験の活用を打ち出す一方,東京大は民間試験を必須としない方針を示すなど対応が割れている。

[ 2018年11月21日 ]



 

大学入学共通テスト(新テスト)について

大学入学共通テスト(新テスト)について
 2021年度入試からの大学入学共通テストの導入に向け,平成30年11月10日・11日の2日間の日程で,全国約8万4,000人の高校生が参加し,試行調査(プレテスト)が実施されました。本校からも2年生80人が参加しました。


 今年度は,実際の試験実施体制により近い形で,大学入試センター試験を利用する大学を会場として,平成29年度の検証項目に加え,実施運営面も含めた総合的な検証を行うことを目的とされています。


 大学入試センターのHPには,試行調査の問題や解答のほか,大学入学共通テスト実施に向けた検討状況やモデル問題例及びモニター調査の結果等も紹介されています。

[ 2018年11月15日 ]



 

大阪大学が英語の民間試験を出願資格に

大阪大学が英語の民間試験を出願資格に
 大阪大は,2020年度の一般選抜入試から,受験生に対して,大学入学共通テストで導入される英語の民間試験を受けて一定の成績を出すことを出願資格とすると公表した。国立大学協会が示したガイドラインに沿った対応となる。出願時の基準は,英語力の国際標準規格「CEFR」の「A2」(英検準2級程度)レベル以上とした。特別な事情で民間試験を受けられない場合については,今年度中に検討するとしている。


 国大協は2020年度以降の入試の共通テストで,英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため,民間試験の導入を決め,各大学に出願資格とするか,英語の試験に加点するよう求めている。民間試験には,受験生の住む地域や経済的な状況によって受験環境に格差が生まれるなどと懸念を示す大学もあり,東京大は成績提出を必須としない基本方針を9月に決めている。


[ 2018年11月14日 ]



 

大阪大学を指定国立大学法人に追加

大阪大学を指定国立大学法人に追加
  文部科学省は,「指定国立大学法人」に大阪大を指定したと発表した。指定国立大学法人は,世界最高水準の教育研究活動の展開が見込まれる国立大を支援するもので,これで計6大学となった。

 大阪大は,「免疫学」「生命医科学融合」など4領域で世界的研究拠点を形成することを計画している。指定理由として学長のリーダーシップが十分に発揮できる制度の導入や,財務基盤の強化について明確な目標設定がされている点も挙げられた。

 指定国立大学法人には2017年6月に東北大や東京大、京都大の3大学が指定され,2018年3月に東京工業大,名古屋大を追加した。一橋大は指定候補となっており,同省は引き続き構想の充実・高度化を求めている。


[ 2018年11月12日 ]

 

受験競争激化で,私大定員超過で助成金減額見送り

受験競争激化で,私大定員超過で助成金減額見送り
 私立大学が入学定員を超過した場合,助成金を減額するとした罰則を2019年度から強化することを,文部科学省は,当面見送ることに決めた。


 私立大学には,これまで入学定員を120%まで抑えれば助成金が交付されていたが,都市部に学生が集中し,地方の若者離れが進んだため,文科省は,段階的に助成金の交付を厳格化し,2019年度からは入学定員を1人でも超えた場合,人数に応じて助成金を減額する強化策を導入する方針だった。


 しかし,厳格化したため,大学が合格者を絞り,受験競争が厳しくなったり,入学直前に追加合格が出るなどしているため,文科省は,これまでの措置で一定の効果が見られたことなどをふまえ,2019年度の導入を当面見送ることを決めた。


[ 2018年10月10日 ]

→ 平成31年度以降の定員管理に係る私立大学等経常費補助金取扱について


 

東大,2021年度入試で英語民間試験の成績提出を必須とせず

東大,2021年度入試で英語民間試験の成績提出を必須とせず
 東大は9月26日,2021年度入試において,英語民間試験の成績を必須の出願資格としないことを発表した。「2021年度東京大学一般入試における出願要件の追加について」と題する文書をウェブサイトに掲載した。


 この文書では,2021年度入試の出願要件として,従来の出願要件に加えて
  ①民間試験の成績で,CEFRのA2レベル以上に相当するもの
  ②CEFRのA2レベル以上に相当する英語力を証明する調査書など,,高校による証明書類
  ③何らかの理由で①②のいずれも提出できない場合,その事情を記した理由書
のいずれか一つの書類の提出を求めるとした。民間試験の成績の提出を必須としなかった理由については,トラブルが発生した際に受験生を保護する対応策や責任体制がいまだ明確にされておらず,公平・公正の観点から多くの課題が残されていることを提示した。これら新たな出願要件の詳細については,今年12月ごろをめどに公表する。


 一方,五神真総長は9月10日,受験生保護の対応策や責任体制を明らかにするよう求める文書を文部科学大臣宛に提出した。9月20日には林芳正文部科学大臣と直接会談し,文科省と大学入試センターが入試制度全体に責任を持つ,などの約束を取り付けた。これで「受験生の保護にとって最も重要な点が確認される見通しがたった」ことから,民間試験の成績提出を選択肢の一つとして採用するに至ったという。


 英語民間試験の活用をめぐっては2017年11月,国大協が,国立大学の全受験生に民間試験を課す「基本方針」を発表した。今年3月30日には,民間試験で一定水準以上の成績を有していることを出願資格とするなど,具体的活用方法を示す「ガイドライン」を提示していた。


 これに対し東大は,今年3月10日,民間試験を入試の合否判定に利用しない方針を発表した。一度はこれを翻し「基本方針」「ガイドライン」に沿って民間試験を活用するとしたが,学内から反発を受け,ワーキンググループで方針を再検討してきた。ワーキンググループは7月14日,民間試験の成績提出を求めない方針を最優先案とする答申を発表していた。


[ 2018年10月09日 ]

→ 2021年度東京大学一般入試における出願要件の追加について


 

「大学入学共通テスト」の実施等に向けた大学入試センターの取り組み

「大学入学共通テスト」の実施等に向けた大学入試センターの取り組み
 大学入試センターは,全国7地区で平成31年度大学入学者選抜大学入試センター試験説明協議会を開催した。説明協議会では,「大学入学共通テスト」の実施等に向けた大学入試センターの取り組みについても報告された。


[ 2018年08月23日 ]



 

大学入共通テスト実施方針 大学入共通テスト実施方針 (追加分 )

大学入共通テスト実施方針 大学入共通テスト実施方針(追加分)

既卒者は前年度結果も利用可能,ただし,活用の可否は各大学の判断

 英語の民間試験について,「原則,高校3年の4~12月の間の2回の成績」の例外措置が明らかになった。離島・へき地等に居住するなど経済的に困難な事業があり,負担軽減の観点からやむを得ない場合,高校2年に英語の民間試験を受検し,その結果を活用できることとなった。ただし,高校3年間の英語教育を充実したものとする観点からCEFRのB2以上の結果のみが利用可能となる。


 また,受検年度の一定期間海外に在住し,参加試験の受験機会が制限される場合については,参加試験と同種同名の海外の試験を受検年度の4~12月の間に受験すれば,その試験結果を活用可能とした。これらの例外措置を希望する場合には,通常の受験期間である高校3年の4~12月の2回の試験の受験前に受験前に大学入試センターに申し入れることとなる。


 既卒者については,受検年度の4~12月の2回までの試験結果だけでなく,前年度の試験結果も活用できることとなった。ただし,各大学は受検年度の結果のみ活用することも可能としており,前年度の結果を利用できるかどうかは大学の判断に委ねられる。病気等で長期入院するなど受検機会が得られない者も前年度の結果を活用できるとされた。

[ 2017年08月20日 ]





 

名古屋大学を世界屈指の研究大学に NU MIRAI2020

名古屋大学を世界屈指の研究大学に NU MIRAI2020
 これまでの教育研究などの成果を継続し,さらに発展させていくために,2015年,名古屋大学において,総長の任期内に達成すべき目標を定め,"NU MIRAI2020"として公表しました。これにより,教職員,学生などすべての構成員が連携して,教育,研究,産学連携,国際貢献,マネジメント改革などの諸課題にチャレンジしようとするものです。

 総長プランはともすれば総花的で,スローガンのような形で掲げられがちです。しかしながら,基幹的総合国立大学として多様なニーズに応えるため,必ずしも大きくはない名古屋大学において,目標を達成するには限られた人的・物的「資源」を最大限に生かしていくことが必要です。そして,教職員の今後の行動指針として参考に出来るものであることが求められますので,できるだけわかりやすい経営計画として作成することとしました。このことから,NU-MIRAIには中期目標・中期計画に掲げた具体的な数値目標を設けたほか,名古屋大学として必要となる取組は,多少野心的であってもできるだけ具体的な数値目標や手段を記すことに努めています。このプランを学内構成員で共有し取り組んで行くことで,名古屋大学を世界屈指の研究大学として発展させていきたいと思います。 名古屋大学総長 松尾清一


[ 2018年08月01日 ]



 

東京大WGが英語民間試験について3案を答申

東京大WGが英語民間試験について3案を答申

 東京大は7月14日,平成33年度から始まる大学入学共通テストの英語で導入される民間試験を合否判定に使うかどうかについて,白紙に戻して検討することを明らかにした。東大は今年3月に民間試験を使わない方針を示したが,4月には一転して活用すると発表していた。


 英語の民間試験の具体的な活用方法を検討する学内のワーキンググループ(WG)の答申結果を公表した。WGの報告では,(1)出願時にスコア提出を求めない(2)複数のテストを同一基準で比較できるかを文部科学省などに説明を求めた上で活用の可能性を判断(3)民間試験の一定以上の成績を出願資格とするの3案を優先度が高い順として示した。


 東京大は答申を踏まえ学内の委員会で審議し,9月ごろに基本的な方向性を決める。


[ 2018年07月23日 ]


→ 入学者選抜方法検討ワーキング・グループ答申

 
 

夏期課外

夏期課外

 今日から夏休みですが,今週は全学年が夏期課外を行っています。課外は午前中で終わりますが,午後は部活動などで,学校には活気があります。


[ 2018年07月23日 ]



1年A組の課外の様子です。生徒たちは数学の問題に真剣に取り組むんでいます。
 

大学入試解答「原則公表」

大学入試解答「原則公表」

 大阪大や京都大などの入試で出題ミスが相次いだことを受け,文部科学省は6月5日,大学入試のミス防止に向けた新ルールを盛り込んだ「2019年度大学入学者選抜実施要項」を発表した。試験問題や解答を「原則公表」とすることや,作成時だけにとどまらない複数回の問題の点検などを定めており,全国の国公私立大学に通知した。


[ 2018年06月11日 ]




 

平成30年度版進学要覧&合格体験記が刊行

平成30年度版進学要覧&合格体験記が刊行
 平成30年度版の進学要覧と合格体験記が刊行されました。

 生徒たちの合格体験記の一部を紹介します。


【東北大合格】
《3年生夏休み前》
 私は理科基礎で1年間ブランクのある生物基礎を選択したので,春休みは1年の時のノートを見返したり,ワークを解き直したりしました。おかげで4月の実力考査でいい点が取れただけでなく,その後の受験勉強もかなり楽になりました。一高祭に向けて,ダンス愛好会と第三委員会の活動で忙しくなると,家では殆ど勉強できなくなりました。しかし,最後の一高祭で完全燃焼したことで,すんなりと受験勉強に切り替えられたので良かったです。
 受験勉強といっても夏休み前まではそれほど受験生らしいことはしておらず,それまで通り授業の予復習を中心に,古文単語やvintageなどの小テストが毎週あったので,その勉強をしていました。日本史と世界史は教科書を読み始めたり,2年次に使っていたワークをもう一周し始めたりしました。



【お茶の水女子大合格】
《大切だと感じたこと 無駄なことは一つもない》
 これは私のモットーというか常に思っていることで,この受験を通して改めて強く実感したことです。地理が世界史に役立つ,理科基礎が地理に役立つ,その他勉強以外でもあの時あそこで聞いたことが役立った,ということがあふれていました。お茶大の英語の問題形式が今年は東大や一高寄りであったことがその最大の例で,3年間の一高での学習や東大を目指して頑張ってきたことが,最後にとても力になりました。頑張っていることは無駄にはならなくて,必ずいつかどこかで自分の力になっていると思います。


【東京大合格】
《各科目勉強》
数学
 文系にとっても合否に関わる重要な教科です。単に暗記するのではなく,問題の解法や公式の意味・本質(なぜそうなるのか,なぜその手法を用いるのか)を理解して覚えることが大切です。そうすることで発展問題への応用力がつきます。また時間に余裕があるうちは分からない問題も時間をかけて自分で考えるようにすると数学的思考力が鍛えられます。

世界史
 教科書を読むときは出来事の関連性や因果関係を追うようにしていました。東大などの大論述を書くには歴史に対する俯瞰的な視点が必要ですが,因果関係を追うと歴史の流れがつかめるので自然とそうした視点が身につきます。ただ,論述を書くにはインプットだけでなく実際にアウトプットする練習が大事で,はじめはなかなかうまく書けませんが数をこなすうちに整った解答が書けるようになります。また,資料集は教科書の曖昧な部分や細かい知識も載っているので結構役に立ちます。



【東京大合格】
《3年》
 始めに断っておくが,問題集の紹介は1冊もしていない。私も受験初期は市販の問題集を買い漁ったりしていたが,東大に関しては教科書ととことん向き合い,過去問を極めることが1番の近道だと考える。というか,私の場合②で紹介した長期的目標を達成するためにはわざわざ問題集に数ヶ月もの時間を貸し与える余裕は無かった。また,センター対策は国語,数学の過去問を解いた以外はやっていない。一高の授業で十分に対策してくれる。



【京都大合格】
《勉強について 科目別勉強法 英語》
 英語はとりあえず一高の授業・課題・テストについていけば十分ですが,特に1年次では文法と単語,2年次では構文暗記とサイドリーダーに力を入れるのが良いと思います。私は早くから志望校を決めていたので,京大対策として英作文と和訳の課題は特にじっくり取り組みました。構文やVintage,WTP,教科書の例文暗記も日頃から行いました。
 英語のコツとしては,最初に骨格となる文構造(SVOC)を意識して読む癖をつけておくことが重要だと思います。それをシステマチックに行うために,読むときにスラッシュ・かぎかっこを使います。私はandやbut, orなどの並列関係に/(スラッシュ),形容詞句に< >,副詞句に( )を使っていました。この良い練習材料が,サイドリーダーです。私はテスト前に3回読むようにしていました。優秀な友達や先生方と解釈について議論したことは良い思い出です。



【東北大合格】
《3年生~部活引退》
 もうこの時期は部活をやりましょう。ここで勉強のために部活の時間を削ったら必ず後悔します。私がこのとき実践していたことは,考査前1週間以外,部活引退までは家で勉強せず,課題などは学校ですべて済ますことです。この生活はとても自分に合っていたと思っています。授業を起きることで,理解度が明らかに違い,今までの数倍のスピードで問題集が解けました。実際に6月の定期考査の順位も上がってきていました。この時期にして授業の大切さを実感しました。

 今,振り返ると,受験勉強はかなり辛かったです。それでもやっていけた理由の1つは,硬式野球部に入っていたことだと思います。勉強は野球などのスポーツと比べ,結果に結びつきやすいため少しは楽でした。また,硬式野球部の仲間と勉強の間に話したりする時間がよかったと思います。私は,本当に「硬式野球部だったのに受かった」のではなく,「硬式野球部だったから受かった」と思っています。



【東京大合格】
《教科別勉強内容 数学》
 3年生になると数学の授業は演習になります。3年生になってからの勉強は,授業のある期間は尽く予習復習で,授業を中心とした勉強をしていました。授業の予習復習に重点をおくことは,解答の定石を習得する上で有効だと思います。ノートにはテストと同じように解答し,各問何が分かっていれば答えまで辿り着けるのかポイントを書き込んでいました。ノートに丁寧に解答する事で答えまでの流れを掴めますし,後で見返したときに復習がしやすいです。普段の解答を蔑ろにしていた友達は,12月になって後悔していました。また,長期休暇中は分からなかった問題の復習や,過去問演習をしていました。



【名古屋大合格】
《自身を振り返って》
 1・2年のころは朝昼晩バスケ練習に打ち込み,隙間を見つけ勉強していく。サボってしまった時も結構ありましたが,課題とか,最低限度のことは必ずやる。そして,早起きして勉強とか,週末に予習は済ませるとか,自分に合った方法を模索しながら日々を過ごしていました。ただ,一つ誇れることがあるとすれば,自分は朝,昼休み,放課後,さらに帰って一時間半のバスケ練習をしながら,勉強も疎かにし過ぎずやり遂げられたことです。テスト期間中も昼や放課後も練習していたので体力的に大体の人よりキツイ生活をしていたと思います。(自己満足なので気にしないで下さい。)部活引退後は運動時間が勉強時間に代替した,ってところです。



【京都大合格】
《2年1月~3年6月》
 このころ,硬式野球の夏の大会に向けて部活(応援団)が本格化しており,週末に1週間分の予習をまとめて行い,平日の部活後に行う勉強は生物の予習プリントくらいでした。ほとんどの3年生は一高祭後から受験勉強をはじめることになると思うのですが,私の場合は一高祭後から部活の時間が格段に伸びていたので,周りについていくのが大変でした。帰宅途中のバスで寝てしまい,バスを降り損ねたこともあったのですが,授業中には絶対寝るまいとして,今までにないくらい集中して授業を受けていた覚えがあります。



【福島県立医科大合格】
《2年生 部活との両立について》
 7時に部活が終わり,家に帰るのは7時45分くらいでした。夕食の後,8時半頃から勉強し始め,眠くなるまで勉強していたので規則的でない生活だったのが反省点です。良かった点は,バスでの通学時間などのスキマ時間もうまく使いながら小テストに真面目に取り組んだことです。部活をしている人は特に,あとで勉強し直す時間はないと思うので,小テストごとに1回1回丁寧に勉強すると良いです。
 部活があるとどうしても疲れてしまうので,普段は予習と小テストだけはしっかりやると決めておいて,部活が休みになる考査期間にどれだけ頑張れるかが勝負だと思います。


[ 2018年06月07日 ]
 

 

実志願者数を公表する私立大が増えている

実志願者数を公表する私立大が増えている
 今年の入試における延べ志願者数では,近畿大が15万人を突破し,法政大,明治大,早稲田大,東洋大,日本大の各大学が10万人を超えている。これは「延べ人数」であって,併願をカウントしない「実人数」は,これまで非公表のところが多かった。
 近畿大の15万人超えは18歳人口が約205万人とピークを迎えていた1992年の早稲田大以来で,その当時でも10万人超えは早稲田大,明治大,日本大の3大学だけだった。少子化で18歳人口は約118万人まで減った。それにもかかわらず私立大の志願者数は12年連続で増加してきた。


 背景には,私立大が併願制度を充実させてきたことがある。かつての大学入試は,学部・学科ごとに1回しか受けられない「一発勝負」だった。今では大学入試センター試験の結果を使った「センター利用入試」や,一度の試験で複数の学部の合否を判定する「統一入試」が広まった。「試験日自由選択制度」によって,同じ学部・学科を複数回受けることもできる。受験料は1回あたり3万5千円ほどで何回も受けると負担が重いが,「併願割引」を導入しているところも。受験生にとってはチャンスが増え,実力を発揮しやすくなる利点がある。大学側にとっても併願によってのべ志願者数が増えれば,自校の人気をアピールできる。こうして併願制度の充実を巡る大学間の競争が激しくなっていた。

 

大学
延べ志願者数A
前年比
実志願者数B
前年比
A÷B
実志願倍率
明治大
120,279
106
61,287
102
1.96
11.3
法政大
122,499
103
61,210
101
2.00
14.3
早稲田大
117,209
102
54,056
99
2.17
9.7
中央大
88,182
119
38,486
109
2.29
9.0
立教大
71,793
115
35,127
108
2.04
11.3
青山学院大
62,905
103
34,341
101
1.83
11.8
近畿大
156,225
106
31,242
104
5.00
6.3
慶應義塾大
43,301
97
29,498
98
1.47
7.8
東京理科大
56,566
106
29,189
104
1.94
10.7
上智大
31,181
107
18,323
101
1.70
10.3


[ 2018年05月24日 ]


 

東京大の入学者選抜に関する考え方について

東京大の入学者選抜に関する考え方について
 東京大は27日,2020年度入試から始まる大学入学共通テストで導入される英語の民間資格を合否判定に使うことを明らかにした。3月には「高校の授業が民間試験対策になる恐れがある」などとして合否判定に使わない方針を表明したが,事実上の方針転換となった。東京大は,「国大協や他大学と協議した結果,民間試験への懸念がある程度解消された」と方針転換の理由について説明した。東大の方針は他大学に大きな影響を及ぼすため,今回の方針転換で民間試験の活用に向けた議論が加速しそうだ。国大協は「全ての国立大で統一した対応を取れることになり,受験生の混乱を招かずに済む」と歓迎している。

平成32年度(平成33年度入学者選抜)以降における入学者選抜方法の検討について


1.社会のグローバル化が進展する中で,高校から大学を通じて学生の英語力の4技能を鍛えることが重要です。その意味で,大学入学者選抜に英語認定試験を取り入れ,4技能を評価することは意義があるものと考えます。


2.一方で,入学者選抜における公平公正の担保について,社会からの要請は非常に高くなっています。英語認定試験を入学者選抜に利用するにあたっては,公平公正の観点から十分な検証が必要と考えており,この点については,かねて国立大学協会の場でも表明してきました。


3.昨年11月に国立大学協会から「平成32年度以降の国立大学の入学者選抜制度-国立大学協会の基本方針―」が公表され,この中で「平成36年度以降に向けて,認定試験の実施・定着状況とともに入学者選抜機能としての実効性などを十分に検証しつつ,大学入学者選抜における英語4技能評価の在り方について,引き続き検討する」ことが示されています。さらに本年3月末には,「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題の活用に関するガイドライン」が公表されました。


4.東京大はこの基本方針及びガイドラインに沿って,英語認定試験の入学者選抜機能を検証するとともに,入学後の教育的効果まで含めた検討を行うなど,入学者選抜での英語4技能評価が実効あるものとなるよう努めていきます。


5.高大接続改革の理念からすれば,1点刻みの入試に高等学校教育が支配されてしまう状況から脱却し,大学入学以降に英語力を伸ばす機会が提供され,卒業時での学生の能力を担保することが重要です。東京大学では,ALESS, ALESA, FLOW等の外国語教育に加え,新たに国際総合力認定(Go Global Gateway)制度を開始するなど国際性を磨くことのできる様々な制度を整えており,入学者には世界の多様な人々と共に生き,共に働くための力を確実に身につけてほしいと考えています。


6.以上の状況から,学内にワーキング・グループを設置し,英語認定試験については国立大学協会のガイドラインに従い,認定試験結果の平成32年度以降の大学入学共通テストにおける具体的な活用方策について検討することとしました。検討結果は,今後改めて公表します。


[ 2018年04月28日 ]


 

大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題の活用

大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題の活用に関するガイドライン
 国立大学協会は、「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題の活用に関するガイドライン」を取りまとめ、公表した。


[ 2018年04月06日 ]


 

「大学入試英語成績提供システム」の参加要件確認結果について

「大学入試英語成績提供システム」の参加要件確認結果について
 独立行政法人大学入試センターでは,平成29年11月24日から12月20日までの間,「大学入試英語成績提供システム」への参加申込の受付を行い,12月26日に参加申込状況を公表した。その後,センターに設置した「大学入試英語成績提供システム運営委員会」における専門的な検討の結果を踏まえ,申込のあった資格・検定試験が参加要件を満たしているか否かの確認を行い,その結果を公表した。


[ 2018年03月27日 ]


 

 

東京工業大学と名古屋大学を指定国立大学法人に追加

東京工業大学と名古屋大学を指定国立大学法人に追加
 文部科学省は20日,東北大学,東京大学,京都大学の3大学に続き,東京工業大学と名古屋大学を世界最高水準の教育研究活動が見込まれる指定国立大学法人に追加した。指定の理由は以下のように示されている。


[ 2018年03月22日 ]

東京工業大学

 我が国の中でも,教育研究の卓越性を誇る大学であり,自らの強みと弱みを的確に分析した上で,短中期的に世界的な拠点の構築を目指す重点分野と,中長期的に強みとして世界の研究を主導していくための戦略分野を設定し,研究力強化のための具体的な戦略が策定されている。

 学外者や卒業生も参画する「未来社会DESIGN 機構」による未来社会像の立案と,ビジョンや成果の国内外への発信の強化が期待される。

 ガバナンス体制の強化については,これまでも取組が進んでおり,プロボスト制の導入により更なる取組の進捗が期待される。

 財務基盤の強化について,明確な目標設定がなされている。国内外の同窓会を中心とした同窓生との連携強化や大学が保有する資産の有効活用を通じた取組の推進を含め,社会の支援を得られる仕組みの構築が期待される。

 


名古屋大学

 我が国の中でも,教育研究の卓越性を誇る大学であり,自らの強みと弱みを的確に分析した上で,世界的に卓越した研究拠点の確立を目指す重点分野を設定するとともに,重点分野に続く研究拠点候補を重点的に育成するシステムを導入し,研究力強化のための具体的な戦略が策定されている。

 ダイバーシティを意識した取組を進めており,国際化の取組が進んでいる。

 産学連携に関し,「指定共同研究制度」を含めた「組織」対「組織」の本格的な産学連携を進めており,その進捗が期待される。

 地域の国立大学間の壁を取り払う新たなマルチ・キャンパスシステム構想については興味深い取組であり,今後の進捗が期待される。

 教育研究成果に関する国内外への発信の強化が期待される。

 財務基盤の強化について,明確な目標設定がなされている。国内外の同窓会を中心とした同窓生との関係性の強化やエクステンション・プログラムの充実を含め,社会の支援を得られる仕組みの構築が期待される。


 

 

大学入学共通テストプレテスト「英語」の結果速報等について

大学入学共通テストプレテスト「英語」の結果速報等について
 平成30年2月13日(火)~3月3日(土),大学入学共通テストの導入に向けたプレテスト「英語」が全国の高等学校などにおいて実施された。その概要,問題及び正答率の速報等について,大学入試センターが公表した。

 なお,今回のプレテストで出題された問題の構成や内容は,必ずしもそのまま平成32年度からの大学入学共通テストに受け継がれるものではなく,実際の大学入学共通テストの問題構成や内容等がどのようなものになるかは,今回の試行調査の解答状況等の分析を踏まえて検討されるようだ。

 また,平成30年度は「大学入学共通テスト」の試験会場となる大学を実施会場として,問題作成や採点方法に加え,試験の実施運営等を含めた総合的な検証を行うことが予定されている。


[ 2018年03月16日 ]



 大学入学共通テストプレテストの問題等は下記のリンクよりご確認ください。



 

東京大学,英語民間試験を合否判定に使わない方針

東京大学,英語民間試験を合否判定に使わない方針
 東京大学は,2020年度から始まる「大学入学共通テスト」で導入される民間業者による英語の試験を合否の判定に使わない考えを示した。10日,記者会見で民間試験について問われた入試担当の福田裕穂副学長は,「東京大学として現時点で業者テストを入学の試験として用いることは,あまり正しくないだろうと,ちょっと拙速だろうと考えています。」と述べた。2020年度から始まる新たな共通テストでは「話す・書く」の力をみるため,英語では民間業者の試験の結果が利用され,2023年度まではこれまでのマークシート式も継続される。これについて東京大学は10日,合否判定に民間業者の試験を使わない方針を明らかにした。これらの成績は入学後に,学生の英語力の追跡に利用するとしている。東京大学の方針は,今後,他大学の対応にも影響を与えそうだ。


[ 2018年03月15日 ]




 

東京大累積合格者数が茨城県内では初めて1000を超えた

東京大累積合格者数が茨城県内では初めて1000を超えた
 平成30年度入試で本校では15名(3月15日判明分)の東京大合格者が出ましたので,茨城県内の学校では初めて,東京大の累積合格者数が 1000名を超えました。

入試年度30292827262524232221
年度合格者数15201823212422292416
累積合格者数1006991971953930909885863834810

入試年度2019181716151413121110 987
年度合格者数2628212629323332313027433233
累積合格者数794768740719693664632599567536506479436404

☆ 平成9年度と平成13年度の本校の東京大合格者数は,公立高校では全国トップでした。

[ 2018年 3月15日 現在 ]

 

平成30年度高校入学生から,調査書の様式が見直される

平成30年度高校入学生から,調査書の様式が見直される
 高大接続システム改革会議「最終報告」を受け,大学入学者選抜において「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を含む「学力の3要素」が多面的・総合的に評価されるようになる。そのため,高等学校段階における多面的な評価への改善の取組を踏まえ,一人一人が積み上げてきた大学入学前の学習や多様な活動等に関する評価の充実を図る必要がある。このため,調査書が見直されることになった。
 現行の調査書の「指導上参考となる諸事項」の欄が拡充され,次の6つの項目ごとに記載できるように分割される。
 

7.指導上参考となる諸事項
(1)各教科・科目及び総合的な
  学習の時間の学習における特
  徴等
(2)行動の特徴,特技等(3)部活動,ボランティア活動,
  留学・海外経験等

(注)具体的な取得内容,期間等
(4)取得資格・検定等

(注)民間や専門高校の校長会等
  が実施する資格・検定の内容,
  取得スコア,取得期間等
5)表彰・顕彰等の記録

(注)各種大会やコンクール等の
  内容や時期,科学オリンピッ
  ク等における成績,期間
   国際バカロレアなど国際通
  用性のある大学入試資格試験
  における成績・時期等
(6)その他

(注)生徒が自ら関わってきた諸
  活動など


 詳しくはこちらをご覧下さい。 → こちら

[ 2018年02月14日 ]


 

Japan e-Portfolio が平成31年度入試等活用大学一覧を公開

Japan e-Portfolio が平成31年度入試等活用大学一覧を公開
 1月31日(水),Japan e-Portfolio が平成31年度入試等活用大学一覧を公開しました。1月26日までに申込みがあった大学は,早稲田大,大阪大,東京医科歯科大など48大学であり,申込みを受け随時更新をするようです。平成31年度入試での活用一覧という表記をしています。つまり,現高校2年生での活用を示しています。活用する学部学科等,入試制度や活用方法「評価利用,参考参照利用,情報収集利用」などは,各大学によって異なります。


「JAPAN e-Portfolio」とは

「JAPAN e-Portfolio」概要

 高大接続ポータルサイト「JAPAN e-Portfolio」とは,文部科学省大学入学者選抜改革推進委託事業(主体性等分野)で構築・運営する,高校eポートフォリオ,大学出願ポータルサイトです。高校生が学校内外の活動をeポートフォリオとして記録し,高校生が入力した記録を高等学校の先生が確認できます。


「JAPAN e-Portfolio」でできること

高校生

自分の活動成果や学びを記録
 学校の授業や行事,部活動などでの学びや自身で取得した資格・検定,学校以外の活動成果を記録。活動成果や学びを積み上げていくことでeポートフォリオとして情報が蓄積されるとともに,将来的にはこのデータを大学入試時に利用できます。

自分の活動成果や学びを振り返る
 登録した「学びのデータ」は月ごとにまとめて閲覧が可能です。どんな種類の学びに取り組んでいたかを確認ができ,今後どのような学び・成果につなげていくか,参考として登録内容を確認ができます。

蓄積した「学びのデータ」を利用し,出願
 高校生活の中で蓄積した「学びのデータ」を個別大学のインターネット出願システムへ連携し,出願時に利用することができます。


先生

生徒の皆様の活動成果や学びの状況を確認
 「JAPAN e-Portfolio」の先生向けの機能として,生徒一人ひとりの入力内容を閲覧できます。

生徒の皆様の「主体的な学び」をサポート
 面談前や年度末に,生徒とともに内容を確認し,振り返ることで,継続的な「主体的な学び」に向けて,ご指導にお役立てください。

[ 2018年02月02日 ]

 


 

2018年度入試を考えるにあたり,近年の入試についてのトピック

2018年度入試を考えるにあたり,近年の入試についてのトピック
 2018年度入試を考えるにあたり,いくつかのトピックを取り上げ,近年の入試について整理してみたいと思います。


1.指定国立大学の指定
 グローバル化時代の国際競争で日本が生き残るためには,大学の国際競争力を上げることが欠かせない。文科省は,国公私立大学全体を対象にした「スーパーグローバル大学」の指定などを行っているが,やや力不足である感は拭えない。このため,政府の産業競争力会議は,世界と競争できる国内トップクラスの国立大学を指定して,世界水準の実力を持つ大学をつくることを提言した。
 これを受けて文科省は,世界で競争できる「指定国立大学」として,東北大,東京大,京都大の3大学を指名した。指定の条件として,研究力,社会との連携,国際協働の3つの領域において,既に国内最高水準に位置していることなどがあげられていた。指定によって研究や教育において世界のトップ大学と競えるように,経営の自由度を高めることが認められる。 listen1001.mp3


2.英語4技能外部検定試験の拡充進む
 社会のグローバル化が急速に進む中,従来の「読む」「書く」という限られた能力だけではなく,「話す」「聞く」を加えた総合的な英語力を求める声が高まってきている。受験生の英語力における「4技能」を評価するため,英語4技能外部検定試験を一般入試に活用する大学が拡充している。特に,推薦・AO入試のみではなく,一般入試で活用する大学も出てきている。2018年度入試では,茨城大工学部や千葉大園芸学部,看護学部,九州大共創学部などで活用されるようになる。
 筑波大は,2018年度推薦入試から,英語4技能外部検定試験を導入する。CEFRのB1レベル相当以上のスコアを持つ高校生は,推薦入試の総合評価に反映される。また,医学類ではより高い基準を設けて学生を選抜する必要があるという判断から,B1ではなくC1に設定され,1年早く導入されている。筑波大は,2013年にアドミッション・ポリシーを,「筑波大学は,自立して世界的に活躍できる人材を育成するため,本学の教育を受けるのに必要な基礎学力を有し,探究心旺盛で積極性・主体性に富む多様な人材を受け入れます。」と設定し,全学学群入試改革検討委員会を設置してグローバル化に対応した入試改革を進めてきた。2015年度入試から,国際バカロレア特別入試をスタートさせており,今回,入試に英語4技能外部検定試験を取り入れるのもグローバル化に向けた入試改革の一環と位置付けられている。 listen1002.mp3


3.理工学系統の学部における大括り募集の増加
 2018年度入試においては,国立大学の理工系学部で,より少ない学科数・コースに再編し,大括りで募集したりする動きが目立つ。これは理工系人材の戦略的育成を目的とし,学部と大学院との連携をより意識したものである。また,受験生にとっても大学入学後に所属学科やコースを検討し,進路選択できる動きといえる。
 東京工業大は,2019年度入試から,前期日程試験の全募集人員の約9割に相当する人員を全学一括募集する。東京工業大では教育改革が進行し,学院・系の教育体制が整ったようである。学部・学科体制から大括りの学院・系体制に移行する。
 茨城大工学部は,2018年度入試から,旧来の8学科体制を見直し,5つの学科に再編する。学部から大学院修士課程までの6年間の一貫的な教育を強化する。 listen1003.mp3


4.東北大で一般入試以外の募集人員が約22%に
 2015年9月に国大協が発表した「国立大学の将来ビジョンに関するアクションプラン」に,推薦・AO入試を拡大し,入学定員の30%を目標とすることが掲げられた。これを受けて,国立大学を中心に推薦・AO入試の導入が進んでいる。難関国立10大学の中で,特に推薦・AO入試による募集人員が増加しているのが東北大であり,2018年度入試では,全体の入学定員の約22%に達する見込みである。2015年度入試では約18%であったが,毎年割合は高まってきている。東北大の中期計画には,AO入試による入学定員を30%まで拡大することを目指すとの記載がある。推薦・AO入試拡大の傾向は他の国立大学でもみられる。それに伴い,一般入試の割合は年々縮小していくため,様々な入試形態に対応できる準備が受験生に求められることになる。 listen1004.mp3


5.一橋大で後期日程が廃止・推薦入試の枠が拡大
 2016年度の東京大の推薦入試,京都大の特色入試,2017年度の大阪大の世界適塾入試に続いて,2018年度は一橋大で推薦入試の枠が拡大される。これまで商学部のみで実施されていたが,経済学部,法学部,社会学部も加わり,これに伴い,法学部と社会学部では後期日程が廃止される。
 推薦入試に出願するためには,指定の語学検定での資格,数学オリンピックでの実績など,大学が指定する条件のうち1つ以上を満たす必要がある。一橋大は,「グローバル社会において独自性をもって活躍できる人材の育成を促進するため,一定の基礎学力を備えつつ,特定の領域で高度な知識訓練を積み重ね,その才能を発揮してきた多様な背景を持つ学生に対し,多面的・総合的に評価する」と公表しており,それが出願要件にも反映されているといえる。小論文では,大きなテーマを論じさせることにより,構想力,論理的思考力,分析力,表現力,独創力などの力が多面的に問われ,面接は個別面接で口頭試問も含まれる。 listen1005.mp3


6.薬学系統にみられる変更点
 2006年度から2017年度までの間の学部入学生に対しては,薬剤師国家試験受験資格の経過措置があった。2018年度学部入学生から,その経過措置の対象期間が終了し,薬剤師になるためには6年制の薬学科への入学が必須になる。薬学部の4年制課程を卒業し,薬学の修士又は博士課程を修了し,かつ6年制課程を修めて卒業した者と同等以上の学力及び技能を有すると認定したものについては,薬剤師国家試験受験資格が得られる。6年制の薬学科は薬剤師養成,4年制の薬科学科は創薬研究を担う人材育成を目的としているが,今後はその区分がより明確になるため,入学後のキャリアビジョンを意識することがさらに重要になる。こうした状況を背景に,2018年度入試では,薬学科,薬科学科の募集方法について,各大学で変更が生じている。学部一括募集にする大学,学科別募集にする大学と変更の動きは分かれている。
 千葉大では,前期日程は学部一括募集で変更はないが,後期日程は学部一括募集から学科別募集となり,薬学科では後期日程の募集を停止する。京都大では,学科別募集から学部一括募集となる。 listen1006.mp3


7.主体性を評価する取り組み
 各大学の入学者選抜において,「思考力・判断力・表現力」や「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に関する多面的・総合的評価が行われることが重要であり,  文科省は,高大接続システム改革の1つとして「大学入学者選抜改革推進委託事業」に取り組んでいる。この事業が対象とする分野は,人文社会分野(地理歴史科・公民科・国語科),理数分野,情報分野,主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性等分野)である。その中で,関西学院大を代表大学とする主体性等分野では,「『主体性等』の評価尺度・基準の開発」に加えて,「eポートフォリオなどのICTを活用した入試モデルの開発」が行われており,「JAPAN e-Portfolio」という高校eポートフォリオが開発された。自分の活動実績や学びを記録し,振り返ることや,蓄積した「主体性等を含む学びのデータ」を利用し,出願が可能になるという構想がある。 listen1007.mp3


8.一般入試における面接・志望理由書等の導入
 2018年度入試において,一般入試でも面接や小論文,志望理由書などを課す募集単位が増加してきている。
 東京大理科三類前期日程では面接を導入する。面接試験では,受験者の人間的成熟度,医学部への適性,コミュニケーション能力等を評価し,将来,医療や医学研究に従事するのにふさわしい資質を持った学生を,学力試験の成績のみでなく多面的・総合的に選抜する。
 また,九州大では,2018年度より共創学部が新設され募集を開始するが,入学後の学習構想を含む「志望理由書」の提出が必要となる。各入試方式において提出を求める書類は,いわゆる学力の3要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的な学習態度」と「共創学部への適性」の観点から評価するとしている。 listen1008.mp3


9.インターネット出願の拡大
 近年,紙願書での出願を取りやめ,インターネット出願に移行する大学が増えており,国公立大学の4分の1,私立大学の約6割にのぼる。インターネット出願は徐々に主流の出願方法になりつつある。
 2018年度から新規にインターネット出願を実施するのは,東京医科歯科大,東京外国語大,首都大学東京,名古屋工業大,神戸大,佐賀大,長崎大,鹿児島大などである。また,四国の国立5大学では,2018年度からインターネット出願のみとなる。導入初年度から紙願書を廃止し,インターネット出願に一本化する大学も目立つ。
 インターネット出願は,出願期間内に指定の出願サイトにアクセスし,出願フォームに必要事項を入力・送信することで,出願手続きの大部分をネット上で行うことができる。募集要項の取寄せの手間がかからない,入力ミスのチェックができるなど,受験生にとってもメリットがある。ただし,出願確認書類や調査書などは別途郵送が必要で,ネット上だけで出願が完了するわけではない点に注意が必要である。 listen1009.mp3

[ 2017年11月27日 ]
 

 

国大協が,英語のマーク式試験と民間試験の両方を課す方針を固めた

国大協が,英語のマーク式試験と民間試験の両方を課す方針を固めた

 大学入試センター試験に代わり2020年度から始まる「大学入学共通テスト」の英語について,国大協の理事会が,2023年度までの4年間は,現行のマーク式試験と新たに活用する英検やGTECなどの民間試験の両方を受験生に課す方針を固めたことがわかった。国立大82校が参加する来月の総会で正式決定するされる。


 国大協の理事会では、「大学ごとにテスト形式が異なると,受験生の志望校の変更が難しくなり,混乱する」などの意見が出た。また,国立大82校を対象に実施したアンケートで,マーク式試験と民間試験の両方を課す案に賛成する意見が多かったこともあり,理事会は全国立大で足並みをそろえる方針を決めた。

 英語は2024年度から民間試験に全面移行することが決まっている。制度変更による受験生や大学への影響も大きいことから,文部科学省は7月,2023年度までの4年間を移行期間と位置付け,マーク式試験を1月に実施し,民間試験と併存させることを決めた。


 民間試験の導入については ,検定料などの費用負担や,地域や家庭の経済環境によって受験機会に不均衡が生じかねないことに加え,異なる試験の成績をどう公平に評価するかなどの課題が指摘されている。

[ 2017年10月23日 ]
 

 

大学入学者選抜改革推進委託事業

大学入学者選抜改革推進委託事業
 「大学入学者選抜改革推進委託事業」は、文部科学省による高大接続システム改革の取り組みの1つである。「学力の3要素」のうち、特に「思考力・判断力・表現力」や「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に関する多面的・総合的評価が行われることが重要であるが、現状の各大学の入学者選抜の評価手法等が必ずしもこれに沿うものになっていない。そのため、複数大学等によるコンソーシアム体制の下で調査・研究を協働して行い、多面的・総合的な評価を行うための実践的で具体的な評価手法を構築し、その成果を全国の大学に普及することにより、各大学の入学者選抜改革を推進するというのがこの事業の背景にある。この事業が対象とする分野は、人文社会分野(地理歴史科・公民科・国語科)、理数分野、情報分野、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性等分野)である。

[ 2017年09月11日 ]

文部科学省
早稲田大学
大阪大学
広島大学

 

高大接続改革の実施方針等の策定について

高大接続改革の実施方針等の策定について
 「大学入学共通テスト」実施方針を策定し,「平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告」の決定について,7月13日付けで,文部科学省ホームページ「高大接続改革の実施方針等の策定について」より公表された。

 詳しくはこちらをご覧下さい。 → こちら

[ 2017年08月22日 ]


 

THE世界大学ランキング日本版は1位東京大,2位東北大,3位京都大

THE世界大学ランキング日本版は1位東京大,2位東北大,3位京都大

 英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは2017年3月30日,日本国内の総合パートナーであるベネッセグループの協力を得て,「THE世界大学ランキング 日本版2017」を発表した。


 世界版ランキングは「研究力」を軸に据えているが,日本版ランキングは,日本の教育事情により即した形で大学の魅力や特性が表れるように,大学の「教育力」を測る設計となっている。指標は「教育リソース」「教育満足度」「教育成果」「国際性」の4分野11項目で構成されている。既存の大学ランキングが主に入学時の学力を軸に作成されている一方で,今回のランキングは学生の学びの質や成長性に焦点を当てたとのことである。


 総合順位では,1位東京大学,2位東北大学,3位京都大学,4位名古屋大学,東京工業大学,6位大阪大学,7位九州大学,8位北海道大学,9位筑波大学,10位早稲田大学,11位慶應義塾大学となった。


 分野別順位の1位には,教育リソースは東京医科歯科大学,教育満足度は国際教養大学,教育成果は東京大学,国際性は立命館アジア太平洋大学が選ばれた。

[ 2017年08月08日 ]


 

「指定国立大学」に、東北大学、東京大学、京都大学の3大学

「指定国立大学」に、東北大学、東京大学、京都大学の3大学
 グローバル化時代の国際競争で日本が生き残るためには,大学の国際競争力を上げることが欠かせない。文科省は,国公私立大学全体を対象にした「スーパーグローバル大学」の指定などを行っているが,やや力不足である感は拭えない。このため,政府の産業競争力会議は,世界と競争できる国内トップクラスの国立大学を指定して,世界水準の実力を持つ大学をつくることを提言した。これを受けて文科省は,世界で競争できる国立大学として「指定国立大学」の公募を2016年11月から開始した。

 その「指定国立大学」には,旧帝大系大学では,東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学の5大学が,旧帝大系以外では,東京工業大学・一橋大学が応募した。旧帝大系では,北海道大学と九州大学は応募を見送った。これは大学の国際化などの面で応募基準を満たさなかったためのようだ。「研究力」や「社会との連携」,「国際協働」の3領域で国内最高水準に位置していることが公募の条件であり,とても厳しい条件であった。

 「指定国立大学」に指定されれば,給与基準などの規制が緩和され,世界的な外国人研究者などを高給で雇うことができるようになる。自己収入を収益性の高い金融商品などに投資したり,大学の土地を第三者に貸し付けたりすることなどができるようにもなる。また,「世界で競争できる大学」として国に格付けされたことを意味する。大学進学者の大学選びなど受験地図にも,少なからぬ影響を及ぼしそうである。

 文科省は6月30日,「指定国立大学」に,東北大学,東京大学,京都大学3大学を指定したと発表した。文科省は国際競争が激化する中,世界の有力大学をしのぐ人材育成と研究成果を3校に期待している。ほかに東京工業大学,一橋大学,名古屋大学,大阪大学の4大学は将来の指定に向けた「指定候補」とした。今年度末をメドに再審査されるようだ。

 本校の現役生の約半数が,東京大学,東北大学,筑波大学の3大学のいずれかを受験しているが,そのうちの2大学が「指定国立大学」に指定されたわけである。

[ 2017年08月07日 ]



指定国立大学法人としての東北大学の将来構想



東京大学 指定国立大学法人構想




京都大学 指定国立大学法人構想概要

 

大学入学共通テスト最終案では、英語民間試験へ移行期間は4年

大学入学共通テスト最終案では、英語民間試験へ移行期間は4年
 文科省は7月10日、大学入試センター試験に代わり2020年度に始める「大学入学共通テスト」の実施方針の最終案を有識者会議に提案した。民間試験に移行する英語では、2023度までの4年間を移行期間とし、現行のマークシート式試験を併存させる案を採用した。
 

 文科省は5月に公表した実施方針案で、2020年度にマークシート式試験を廃止して民間試験に全面移行するA案も示したが、2023年度まで併存させるB案を示した。高校や大学関係者から急速な制度変更に不安視する声が多く、民間試験とマークシート式が4年間併存する「移行期間」を設けることにした。
 

 文科省は、英検やTOEFLなどの民間試験のうち,学習指導要領との整合性や実施状況などの水準を満たしたものを認定する。受験生は高3の4~12月に2回まで受験できる。大学入試センターが点数と国際規格「CEFR」に基づく段階別評価を大学に提供する。 
 

 最終案では、受験生の経済的負担や居住地域に配慮し、試験の実施団体には検定料の負担軽減や全国各地での複数回実施を求めている。文科省は、できるだけ多くの種類の認定試験を活用するよう大学に要請した。

[ 2017年07月14日 ]


 

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
 東大のホームページには,次のように掲載されています。

 東京大学を志望する皆さんには,アドミッション・ポリシーにも明示されているように,本学に入学するまでに,できるだけ多くのことを,できるだけ深く学んでほしいと思います。以下,本学を受験しようと考えている皆さんに向けて,高等学校段階までの学習において,特に留意してほしいことを教科別に掲げます。

【国語】

 国語の入試問題は,「自国の歴史や文化に深い理解を示す」人材の育成という東京大学の教育理念に基づいて,高等学校までに培った国語の総合力を測ることを目的とし,文系・理系を問わず,現代文・古文・漢文という三分野すべてから出題されます。本学の教育・研究のすべてにわたって国語の能力が基盤となっていることは言をまちませんが,特に古典を必須としているのは,日本文化の歴史的形成への自覚を促し,真の教養を涵養するには古典が不可欠であると考えるからです。このような観点から,問題文は論旨明快でありつつ,滋味深い,品格ある文章を厳選しています。学生が高等学校までの学習によって習得したものを基盤にしつつ,それに留まらず,自己の体験総体を媒介に考えることを求めているからです。本学に入学しようとする皆さんは,総合的な国語力を養うよう心掛けてください。
 総合的な国語力の中心となるのは

1) 文章を筋道立てて読みとる読解力

2) それを正しく明確な日本語によって表す表現力

の二つであり,出題に当たっては,基本的な知識の習得は要求するものの,それは高等学校までの教育課程の範囲を出るものではなく,むしろ,それ以上に,自らの体験に基づいた主体的な国語の運用能力を重視します。そのため,設問への解答は原則としてすべて記述式となっています。さらに,ある程度の長文によってまとめる能力を問う問題を必ず設けているのも,選択式の設問では測りがたい,国語による豊かな表現力を備えていることを期待するためです。


【地理歴史・公民】

 過去と現在,世界の各地域など,人間社会で一見バラバラに起こっている事象は相互に関連しています。それらについて一定の知識を身につけることはもちろん必要ですが,東京大学は細部にわたる知識の量ではなく,知識を関連づけて分析,思考する能力を重視します。そうした能動的で創造的な思考力は,暗記を目的とした勉強ではなく,新聞やテレビなどで報じられる現代の事象への関心や,読書によって養われる社会や歴史に対する想像力を通じて形成されます。そのため本学を志望する皆さんには以下の点を期待します。それに留意して学習に励んでください。

1) 総合的な知識

 本学は,狭い特定分野の知識や能力(いわゆる「一芸」)ではなく,幅広く,総合的な知識を求めます。それが複雑な社会現象を理解する上での前提となるからであり,狭い視野から導き出される結論は独善的なものになりがちだからです。地理歴史の入試問題においても,幅広い分野からバランスよく出題するようにしています。ただし,入学試験の解答に必要とされる知識の程度は,現行の高等学校学習指導要領を超えるものではありません。

2) 知識を関連づける分析的思考力

 地理歴史・公民の各科目では,便宜上の理由から,様々な知識が細切れに習得されることになりがちですが,そのような各分野の知識を関連づけて理解する能力が求められます。そのためには,入学試験で選択する科目だけに偏ることなく,地理歴史・公民の各科目を高等学校段階で広く学習し,複雑な社会現象を捉える眼を養うことが期待されます。入試問題において,地図,図表などの資料を用いた問題の出題されることがあるのも,単なる知識の量ではなく分析的思考力を測るためです。

3) 論理的表現力

 本学は,思考を論理的に表現する能力を重視します。入試問題においても,分析的思考力と論理的表現力の双方を的確に測る目的で,文章で解答する論述式の問題が出題されます。


【数学】

 数学は,自然科学の基底的一分野として,人間文化の様々な領域で活用される学問であり,科学技術の発展に貢献するだけでなく,社会事象を客観的に表現し予測するための手段ともなっています。そのため,東京大学の学部前期課程(1,2年生)では,理科各類の全学生が解析・代数を必修科目として履修し,文科各類の学生も高度な数学の授業科目を履修できるカリキュラムが用意されています。
 本学に入学しようとする皆さんは,入学前に,高等学校学習指導要領に基づく基本的な数学の知識と技法を習得しておくことはもちろんのことですが,将来,数学を十分に活用できる能力を身につけるために,次に述べるような総合的な数学力を養うための学習を心掛けてください。

1) 数学的に思考する力

 様々な問題を数学で扱うには,問題の本質を数学的な考え方で把握・整理し,それらを数学の概念を用いて定式化する力が必要となります。このような「数学的に問題を捉える能力」は,単に定理・公式について多くの知識を持っていることや,それを用いて問題を解く技法に習熟していることとは違います。そこで求められている力は,目の前の問題から見かけ上の枝葉を取り払って数理としての本質を抽出する力,すなわち数学的な読解力です。本学の入学試験においては,高等学校学習指導要領の範囲を超えた数学の知識や技術が要求されることはありません。そのような知識・技術よりも,「数学的に考える」ことに重点が置かれています。

2) 数学的に表現する力

 数学的に問題を解くことは,単に数式を用い,計算をして解答にたどり着くことではありません。どのような考え方に沿って問題を解決したかを,数学的に正しい表現を用いて論理的に説明することです。入学試験においても,自分の考えた道筋を他者が明確に理解できるように「数学的に表現する力」が重要視されます。普段の学習では,解答を導くだけでなく,解答に至る道筋を論理的かつ簡潔に表現する訓練を十分に積んでください。

3) 総合的な数学力

 数学を用いて様々な課題を解決するためには,数学を「言葉」や「道具」として自在に活用できる能力が要求されますが,同時に,幅広い分野の知識・技術を統合して「総合的に問題を捉える力」が不可欠です。入学試験では,数学的な思考力・表現力・総合力がバランスよく身についているかどうかを判断します。


【理科】

 理科は,文系・理系を問わず,社会における自然科学,先端技術が関連する様々な分野において,問題の本質を見つけ,課題解決に導くための考え方の基礎となる教科です。このために,東京大学の学部前期課程(1,2年生)では,理科各類の全学生が物理・化学・生物を必修科目として履修し,文科各類の学生も高度な自然科学の授業科目を履修できるカリキュラムが組まれています。本学を受験する皆さんには,高等学校で理科の各科目を広く勉強し,理科に関する基礎的な力を身につけることを期待しています。このために,入学試験では以下の能力を判断するための問題が出題されますので,そのような力を養成する学習を目指してください。

1) 自然現象の本質を見抜く能力

 自然現象を深く観察し,実物に即して現象の本質を見抜く発見力・洞察力を重視します。

2) 原理に基づいて論理的にかつ柔軟に思考する能力

 自然現象に関する知識の正確さとともに,自然現象を科学的に分析し,深く掘り下げ,論理的に思考する能力を重視します。また,単なる計算力を問うのではなく,自然現象を定量的に考察する能力も重視します。求められる自然現象に関する知識は,現行の高等学校学習指導要領の範囲を逸脱することはありませんが,これらを十分に理解・消化し,論理的に組み合わせて活用する能力が求められます。

3) 自然現象の総合的理解力と表現力

 自然現象は複合的な現象なので,一つの分野の特定の知識・技術のみではなく,幅広い分野の知識・技術を統合し総合的に理解する能力を重視します。また,得られた結論を,客観的に説明する科学的な表現力を重視します。


【外国語】

 人間は「ことば」なしでは生きていけません。誰もが「ことば」で考え,相手の感情を知り,自分の思考を相手に伝えます。「世界的視野をもった市民的エリート」を育てることを使命とする東京大学は,教養教育(リベラル・アーツ教育)を重視しており,そのため,入試問題においては,多くの外国語による受験に門戸を開いています。具体的には,英語のほか,ドイツ語,フランス語,中国語等による受験が可能です。共通して求める能力をまとめるとすれば,「外国語による理解力と表現力」ということに尽きます。
 いずれの外国語についても,本学で学ぼうとする皆さんは,高等学校までの教育課程の範囲内で,それぞれの言語によるコミュニケーションに必要とされる理解力と表現力を備えていることが期待されますので,その言語についての正確な知識に裏打ちされた論理的な思考力の養成に努めてください。外国語文の和訳,和文の外国語訳,文法的知識を問う問題は言うまでもなく,ときにその言語の背景にある社会・文化への理解を要求する問題が出題されるのも,そうした努力の成果を見るためです。
 以下,外国語として選択されることの最も多い英語について若干付言します。現代社会において,市民的エリートとしての責任を果たそうとすれば,英語力が重要な要素であることは明らかでしょう。ここで求められる英語力は,具体的には3点にまとめられます。

1) 英語による受信力
 知的内容のあるコミュニケーションが交わされる場において,相手側の英語による発信を正しく理解する能力が必要不可欠であることは言うまでもないでしょう。読解・聴解を含めた受信力を問う問題が出題されるのはそのためです。

2) 英語による発信力
  同様の場において,自分の述べたいことを正しく英語で表現できる発信力が不可欠なこともまた明らかです。英作文の問題が出されるのはこのためであり,現在,「話す」能力の試験を課すことができないのはもっぱら技術的な理由によります。

3) 批判的な思考力
 上記2点の能力を発揮し,健全なコミュニケーションを達成するためには,例えば常に何が「正しい」のかを問うような想像力豊かな批判的視点がなければなりません。それがなければコミュニケーションの場には誤解と曲解が渦巻くことになります。

 こうした英語力を身につけるためには,発音・語彙・文法構造などの細部の把握と,論理構成の理解や文化的背景についての知識に裏打ちされた大局的な把握との両面での訓練が必要であり,教養教育ではそうした英語教育を目指しています。そのため,本学を志望する皆さんには,高等学校学習指導要領の範囲内で,そうした英語カリキュラムに対応できる能力を身につけるように特に意識して,学習を進めてほしいと思います。 

[ 2017年06月21日 ]

 

平成29年度版進学要覧&合格体験記が刊行

平成29年度版進学要覧&合格体験記が刊行
 平成29年度版の進学要覧と合格体験記が刊行されました。

 生徒たちの合格体験記の一部を紹介します。

【北大合格
《学校行事について》                                
 土浦一高の学校行事は,私の中でも最高の思い出です。1年生の春休みにはSEGに参加させていただき,2年生の時には歩く会(47回)の実行委員長を務めさせていただきました。また3年生の一高祭では,3年G組のクラス企画責任者としてクラス企画第1位を獲得し,3年G組は一高大賞も受賞しました。
 部活動に励むのも素晴らしいことだと思います。ですが,折角土浦一高に在学しているのなら,1度だけでもいいので委員会活動に参加してみてください。私の友人の中にもハンドボール部でプレーする一方で,一高祭第一会場委員としても活躍している人がいました。委員会の顧問の先生方は,活動の大部分を私たち生徒に任せてくださいます。生徒同士で話し合って何かを成し遂げる喜びを味わえるのは土浦一高ならではだと思います。

【筑波大合格
《3年生夏休み》
 受験の天王山ともいわれるこの時期,ぜひ朝から夜まで勉強に明け暮れていただきたい。夏を過ぎたら現役生という言い訳も捨て,浪人生と対等に戦っていかなくてはなりません。時間はたくさんあるので計画を立てて悔いのないようにしてください。一番力を入れて欲しい教科は理科と社会です。理社は受験期に最も得点源となる教科であり,この時期までに基幹3教科を完成させて,夏に理社で追い上げをかけるのが理想の形です。私は一日10時間の勉強時間を物理3時間,化学3時間,数学3時間,英語1時間で割り振っていました。また,筑波大の推薦入試が11月に控えていたので,理科はすべて学習を終え,演習に突入していました。夏が終わると,毎週のように模試が控えています。ある程度は勉強を終えていないと,あれよあれよと模試が燃焼しきれないまま通り過ぎてしまいます。この模試を活かせるかどうかが,合否の分かれ目となると思います。緊張感をもって取り組んでください。

【東大合格
《私が考える合格に必要な3つの鍵》
(1) 賢い勉強の仕方
 無駄なことはしない。ただ長い時間やればいいわけじゃない。どんな力が足りないのか把握して,どんなことを身に付けたいのか目的意識を持って勉強。そのために必要なやり方を試行錯誤しながら考える。「できていない」という事実を自覚するのが本当に大事です。よく「進度が遅い地方の公立高校から東大に現役合格するためには独学が必要」と聞くし,不安になったこともありますが,基幹三教科を固めてから地歴で追い上げていく一高スタイルは理にかなっていたと感じます。与えられたことを自分にあったやり方で一生懸命こなせば,塾や独学に頼らずとも現役合格できるのが土浦一高です。

(2) メンタル
 ゴールやそれを達成した自分像を持つのが大事です。志望大学でやりたいことを探してみてください。不安なときはその分勉強してください。強気でいるために,実はこの原稿を受験期から書いていました(笑)長期休みに教室に行き同じく頑張る友達に会えたこと,先生,家族が全力でサポートしてくれたことなどが大きく,受験に環境が大切だという意味はここにあると思います。ありがとうございました。

(3) 努力
 これはもうみなさん次第です。これだけやって落ちたなら後悔しない!というくらい勉強。これをやっておかないと後悔する!と思うことは全部やる。受かるべくして受かる人になりなさい,とある先生に言われました。勉強だけにひたすら打ち込むことができる(=青春)幸運な環境に感謝しつつ,努力する自分と向き合い,受験期を楽しんでください。

【東工大合格
《数学について》
(1) いろいろな問題集に手をつけない
 ある程度流れに乗ってきた分野については授業で使っていたスタンダード(数ⅠAⅡB),オリジナルスタンダード(数Ⅲ)を使いました。私はこれで受験を乗り切ると決めていたので,大学の過去問以外に,他の問題集には手をつけず,ひたすらこれを解き続けました。

(2) 悩む訓練をする
 この演習は悩むための演習です。試験当日,悩まずに全て解けることは少ないでしょうから,今のうちにたくさん悩み,様々な角度から何とか回答をひねり出していくという訓練は大切です。5問解ききれなくても構いません。3時間大いに悩み,3時間悩み切ったという達成感を味わってみてください。私はとくに悩むことを大切にしていましたから,スタンダードを解くときにも解き終わるまで,極力解答を見ないようにしていました。どうしてもわからないときは問題に付箋を貼っておいてまた次の日に考えてみるようにします。1か月くらい貼りっぱなしの付箋も多く,結局解答を確認しないまま二次試験を迎えたものもあります。

【京大合格
《3年間の学習と生活の流れ》
[3年生夏休み前]
 3年前半は完全燃焼するために部活漬けの日々を送っていると思いますが,引退後には受験勉強をしないといけないことも事実です。個人的にはこの一番つらい時期こそ授業を集中して聞くことが最良だと感じました。平日の午後は生物の予習を20分程度やるぐらいで,土日に数学の予習をある程度やり,英語の予習は朝の電車と授業前の10分でできるところまでやる,という感じでした。時間はないので,授業中にやるべきことはその55分間のうちに消化しきることを意識しながら授業を受けていました。結果夏大前の6月考査で過去最高の10番台を取れたので,授業って大事なんだなとこの時期にして気づきました。

[3年生夏休み]
 引退して夏休みが始まりました。生活リズムは部活時から変えないほうが気が抜けなくていいと思います。またモチベが上がるんでたくさんの人が勉強してる場所で勉強するのがいいと思います。自分は12時間くらい1日にやっていました。この時期は5時間くらいしかやらない人もいれば(実際この人はいい所受かっているので時間が全てじゃないですが)15時間とか勉強してる猛者もいます。ものすごく努力している友達を意識しながらだと案外自分も頑張れます。
 やった内容としては数Ⅲのチャート,化学の重要問題集を一周,無機のノートまとめ,生物のグローバルを一周,地理の問題集,などが主でした。英語は1日30分やるかどうかでした。夏に入るまでの自分の英語力に自信があるのなら英語はやらなくていいと思います。夏の東大,京大模試などは自分が全然だめだと認識できればいいので1個だけ受けました。マーク模試は受けませんでした。

[ 2017年06月09日 ]
 
 

SGHに取り組んだ生徒たちが,2017年度東大推薦入試と京大特色入試に合格

SGHに取り組んだ生徒たちが,2017年度東大推薦入試と京大特色入試に合格
 これまで一般入試のみの実施であった東大と京大が,それぞれ推薦入試,特色入試を2016年度入試より導入しました。東大では「多様性」,京都大学では「最適なマッチング」を意識した入試とするとし,既存の入試に対する閉塞感から新たな入試の導入に踏み切った点は一致しています。

 本校は,平成2014年度より,文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受けています。SGHで活躍した2人の生徒が,平成2017年度入試で,東大推薦入試と京大特色入試に合格しました。2人ともSGHで行った研究をまとめたものを,志願理由書として提出しました。

 東大に合格した生徒は,生物オリンピックの国内予選で5位という実績がありました。SGHでの研究の成果を,「開発漁業資源利用に向けての問題点とその解決案」という論文にまとめました。

 京大に合格した生徒は,SGHグローカルビジネスアイディアコンテストにおいて,英語でプレゼンテーションするなど,抜群の英語力を発揮しました。YouTubeの動画「霞ヶ浦に愛と希望を」をご覧下さい。SGHでの研究の成果を,「霞ヶ浦浄化プロジェクト ~ミクロキスティスの資源利用と淡水真珠による水質浄化~」という論文にまとめました。

[ 2017年05月26日 ]





 

 

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