お知らせ

 食べ物の食べ方には食文化の違いから大きく分けて3つあります。ひとつめは手で食べる手食、ふたつめはフォークやスプーン、ナイフを使うカトラリー食、みっつめはお箸を使う箸食です。

 世界中の約40%がしている一番歴史の深い手食は東南アジアや中近東、アフリカなどで行われていますが、これは文明が遅れているのではなく宗教的な食事のマナーによるものです。約30%を占める一番新しい食べ方とされているカトラリー食は、パンや肉類を主食とするヨーロッパや南北アメリカ、ロシアなどがこれになります。

 残り30%の箸食ですが、日本のほかに中国、韓国、シンガポール、ベトナム、タイ、モンゴルなどがあります。この国々に共通していることは主に「お米」を主食としていることです。しかしタイ料理のように蒸したもち米を手でちぎって小さく丸めながら食べたり、スプーンやレンゲを使ったりすることもあるので一概に箸ばかりで食べるわけではありません。言うなればお箸「も」使う国でしょうか。手食をしていても熱いスープなどはスプーンなどを使うでしょうからこれはどの食べ方をする所にも当てはまります。

 このように食事の仕方にも様々な形態がありますが、皆さんも将来外国などに行くことや、世界各国のいろいろな料理を食べる機会があるときには郷に入りては郷に従えの精神でいろいろな食べ方に挑戦してみては?

 

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