〈 3年生SGHグローバルキャリアアドバンス 最終発表会 〉
〈10月19日 海外留学の勧め〉
〈オーストラリア報告書〉
〈7月13日 起業家セミナー〉
〈7月13日 マレーシア工科大学の学生受け入れ〉
〈7月2日 外務省高校講座〉
〈6月10日 販売実習〉
〈5月26日 卒業生講話〉
〈5月21日 フィールドワーク実習〉
〈土浦一高×笠間高校PVプロジェクト③〉
〈土浦一高×笠間高校PVプロジェクト②〉
〈土浦一高×笠間高校PVプロジェクト①〉
↓ 平成29年度までの活動
「素朴な疑問ですが,貝で霞ヶ浦がきれいになりますか?」
2学年でSGH学年発表会を実施しました。企画も含め,準備,進行,司会などすべて生徒が主体で実施したことで,発表者と聴衆の心理的距離の近い発表会となりました。質疑応答では遠慮のない素朴な質問が出されるなど,発表者も聴衆も有意義で楽しい時間となりました。
<2学年SGH発表会>
2学年SGH発表会
1 目的
(1)2年生の全生徒が,大学での勉学や研究に対する意識を高め,進路実現への意欲を向上する。
(2)SGH国際コース生徒が,学年生徒に対して研究成果を発表することで,コミュニケーション能力を高める。
2 日時
平成30年3月8日(木)6時限 小体育館
3 参加者
SGH国際コース生徒,及びその他の2学年全生徒
4 内容
2年生のSGH国際コース生徒が,自分たちの活動を紹介する。第1部として国内外フィールドワークなどの活動紹介,第2部としてGBICで発表した英語での研究紹介を再現した発表をおこなう。
5 生徒感想
・発表者として,GBICでもらったコメントなどを反映させて準備したので,よりよい発表ができたと思う。
・聴衆として,SGHの活動がかなり分かってよかった。英語がネイティブ並にうまい女子がいて,刺激になった。
国内外フィールドワークの紹介 |
研究内容の紹介 |
外国人向けの医療機関検索アプリ開発 |
聴衆をうまく巻き込んでのプレゼンテーション |
質疑応答 率直な質問と素直な回答 |
まとめの言葉 企画から進行まで生徒主体で実施 |
「起業,ビジネスモデル,持続可能社会,グローカルというエッセンスがどれも適切に組み込まれた有意義な取り組み」
第4回グローカルビジネスアイデアコンテスト-土浦一高課題研究発表会-を開催し,保護者や一般参加者から有益なフィードバックをもらいました。
<グローカルビジネスアイデアコンテスト2018>
平成29年度第2回SGH運営指導委員会
【概要】
グローカルビジネスアイデアコンテスト課題研究発表会の終了後,本年度第2回のSGH運営指導委員会を実施しました。
名簿
(1)運営指導委員
西成 活裕 東京大学教授
石隈 利紀 東京成徳大学教授,筑波大学名誉教授
幡谷 浩史 茨城トヨタ自動車株式会社会長
豊崎 利明 茨城県立水戸第一高等学校教諭
井坂 隆 土浦市教育委員会教育長
武井 秀一 筑波大学学生宿舎管理事務所長
山根 爽一 茨城県生物多様性センター所長
渡邊 愼一 日本電子株式会社顧問
(2)オブザーバー
関 正樹 関彰商事株式会社代表取締役社長
渡辺 一洋 筑波銀行常務執行役員営業副本部長
(3)管理機関 教育庁
石井 純一 学校教育部高校教育課長
塚田 歩 学校教育部高校教育課指導担当指導主事
(4)本校職員
杉田 幸雄 校長
明賀 靖子 副校長
鈴木 正人 教頭
荒木 克義 副参事兼事務室長
ほか本校SGH推進室職員
日時
2018年2月4日(日) 16:00~16:50
場所
つくば国際会議場
内容
(1)発表会見学
(2)運営指導委員会協議
①主催者挨拶
②委員の紹介
③協議 発表会に対する各委員からのコメントおよび質疑応答
意見
☆発表会について
・生徒が自然体でプレゼンを楽しんでいる姿が見られ,成長を感じる。英語能力も向上しており,日頃の授業の成果が現れている。
・ビジネスの実現可能性を追求する観点がもっと必要であるが,1年生のポスターで,タイにおける農業支援のビジネスアイデアなど,高校生の発想の豊かさに驚いた。
AI(人工知能),健康と医療,ボランティア活動など,日本が今後重視する分野が取り入れられていて,テーマ設定がいい。
・実際に起業するとなると困難が大きいので,考えたアイデアを発表する今回のような機会は貴重である。
☆ポストSGH,ほかについて
・国からの予算配分がなくなるという理由でこの取り組みを終えるのはよくない。同窓会からも支援をもらったりして,続けていけるよう工夫してほしい。
・クラウドファンディングによる資金調達を考えてもよいのではないか。
・管理機関として,人的配置,教育課程上の特例認定など,努力していきたい。
・AI全盛の時代だが,SGHの活動こそAIでは代替できない取り組みである。AIが発展する世の中でこその教育のあり方を,SGHの取り組みの中で追求していってほしい。
課題研究発表会に来賓審査員として参加 |
運営指導委員会協議 |
第4回グローカルビジネスアイデアコンテスト
土浦一高課題研究発表会
【概要】
平成30年2月4日(日),つくば国際会議場において第4回グローカルビジネスアイデアコンテスト課題研究発表会を開催しました。この会は,生徒が1年間取り組んできた課題研究について,その成果を生徒,保護者,一般の方に向けて発表するものです。当日は本校生徒のほか,保護者,他校教員,地域の方なども多数参加し,ポスター会場,口頭発表会場は多くの来場者で賑わいました。 1年生によるビジネスアイデアのポスター発表,2年生による英語での口頭研究発表に加え,今回初めて,土浦市立真鍋小学校の児童による発表を取り入れました。これは,同校5年生児童と本校生徒が協同して進めた学び「真鍋のよさを世界に発信しよう」の結果を紹介するものです。5年生児童による英語での発表に聴衆一同,息をのむとともに,身近な地域の事業所を世界に発信する試みに,「グローカル」研究の原点を学ぶこともできました。本校生徒からは「小学生の発想の柔軟さに感心した」,「小学生の英語に刺激を受けて英語学習を一層がんばろうと思った」などの感想が聞かれ,有意義な発表会となりました。
1 目 的
(1)1年生のグローバルキャリアデザインにおける課題研究で取り組んできた地域の資源を活用したビジネスアイデアを発表することを通して,自ら物事を探り究める力を伸ばし,コミュニケーション能力を高める。
(2)2年生のグローバルキャリアアドバンスの授業の課題研究で取り組んだビジネスプランを発表し,金融や経済,行政の専門家からの指導・助言を受けることより,さらに現実的なビジネスプランへとブラッシュアップする中で,グローバルリーダーとしての資質を育む。
(3)1年間の取り組みを発表することにより,本校のSGH研究開発の成果を広報し,グローバルリーダー育成方法の普及と啓発を行う。
2 日時・場所
平成30年2月4日(日) つくば国際会議場 大ホール,多目的ホール
3 参加者
・生徒…本校1年生及び2年生SGH国際コース 計360名
・来賓,運営指導委員,保護者,一般の方 計約150名
4 内容
・1年生ポスタープレゼンテーション
・開会行事
・2年生英語による口頭発表
・エキシビション(真鍋小学校5年生と本校1年生の発表)
・表彰,閉会行事
【生徒感想】
・想像していたよりも準備期間が短くて、今思えば改善点もあったと思います。しかし先生方をはじめとした多くの方々の支えもあって1年間の集大成にふさわしい発表ができました。
・シャイだった私が,これだけの大舞台で堂々と英語で発表できたことに,自分でも驚いています。これもSGHの活動で外部の人や海外でいろんな人と関わってきたからだと思います。
・発表会の一週間前は,準備がほとんどできていなく,大丈夫なのかと心配でしたが,ポスターを皆で協力して進めたり,発表原稿を一生懸命おぼえたりと,濃い一週間でした。集中して真剣に取り組めば何でもできるという自信がつきました。
【保護者・一般の方感想】
☆1年生ポスターセッションについて
・近くを通る人に声をかけて,進んで自ら発表する姿勢が,素晴らしいなと思いました。
・自分たちの活動内容から結果までしっかりしていて,プレゼン力もあって良かった。
・研究に際し,もっと先行事例,先行研究を調べる必要があると思いました。
・地域への理解や関心が高いことが分かった。地域のさらなる理解に試みだと思った。
☆2年生発表について
・寸劇を取り入れるなど,聞いている人を飽きさせない工夫があり,英語も聞きやすかったです。
・「医療革命Ⅱ」の発表は特に聞きやすかった。発音,音量といったプレゼン能力がよかった。
・「一高ラーメンプロジェクト」の発表は,英語・日本語表示で工夫され,分かりやすかった。
・前年度から引き継いている「真珠による浄水」と「医療アプリ」は特にすばらしい。解決しなければならない社会課題が明確で,熱い想いが伝わってきました。時に笑いも起こり,感心もさせられ,テンポ良い発表で,感心しました。
☆真鍋小学校の小学生の発表について
・小学生とは思えない英語発表に驚きました。素晴らしかったです。
・地元の小高連携が進んでいることを知り,地域交流が確実に行われていてすばらしいと思います。今後へ期待が高まります。
発表会全体を通して・一高生に対するイメージとして,最初は穏やかでおっとりした人が多いのかなと思っていましたが,今日の発表会で,実際は明るく,意欲にあふれるとても情熱的な人たちだと思い,イメージが変わりました。
・質問されたとき口が止まることなく,はっきりと観客に伝えられていて,アドリブ力というかコミュニケーション能力が高いなと感じました。
・地元企業との連携,地元小学校との交流など素晴らしいと思います。
・1年生の司会者のファシリテーション力すばらしい。
・進学校としてどこまでをゴールとするのかが難しい中,生徒はよく動いているという印象を持ちました。土浦一高SGHは茨城県・全国のモデルとなっているので,今後も尽力をお願いしたい。
☆SGHの取り組みについて
・知識だけでなく,行動力や表現力が身につけられていて素晴らしいと思います。
・多様な取り組みを進めていて,学ぶところの多い取り組みだと思います。
・起業,ビジネスモデル,持続可能社会,グローカルというエッセンスが,どれも適切に組み込まれていて,大変有意義な取り組みだと思います。
・SGHの取り組みを他の高校へ広げて行って欲しいです。
・5年間指定終了後も,今までのSGHの活動をぜひ継続してほしい。
【写真】
1年生によるポスター発表 |
日本のうまみの効用を研究 |
森林破壊を止めるプロジェクト |
無添加野菜だしを売り出す研究 |
いいと思ったポスターの番号をシール投票 |
開会行事 杉田幸雄校長の挨拶 |
訪日外国人向けの医療アプリ開発プロジェクト |
途上国こそ廃タイヤで子供に遊具を |
寸劇を取り入れ,工夫された発表 |
霞ヶ浦浄化に真珠を用いる持続可能な活動プラン |
会場からの質疑応答 |
真鍋小学校5年生による発表 |
ポスターは土浦一高生のアドバイスも取り入れ作成 |
1年生各クラスで選ばれた優秀グループによる発表 |
司会者の質問に答える形式で研究を紹介する |
表彰式 副賞に筑波銀行の協力による地元産品 |
「SGHの活動こそAIでは代替できない」
2017年度第2回のSGH運営指導委員会で,委員の方より貴重なコメントをいただきました。
<第2回運営指導委員会>
「やりたいことはやる,恐れずに」
先輩からもらった心に残る言葉です。
SGHの学校設定科目「グローバルキャリアアドバンス」で活動してきた3年生が12月4日,後輩となる2年生に向けて最終発表会を実施しました。3年生は発表することで活動のふり返りとなり,2年生は先輩の苦労や失敗から学ぶことができ,双方にとって有意義な学びの場となりました。
<SGH3年生 最終発表会>
3年生SGHグローバルキャリアアドバンス 最終発表会
【概要】
SGHの学校設定科目「グローバルキャリアアドバンス」で活動してきた3年生が12月4日,後輩となる2年生に向けて最終発表会を実施しました。3年生は発表することでふり返りとなり,2年生は先輩の苦労や失敗から学ぶことができ,双方にとって有意義な学びの場となりました。
1 目的
(1)3年生にとって,自らの経験を伝えることでSGH活動をふり返り,自ら取り組んだ社会課題に対する関心を高める。
(2)2年生にとって,先輩の苦労や失敗を学ぶことで,よりよい探究活動を進める能力を身につける。
2 日時・場所
平成29年12月4日(月) 16:10~17:00 本校会議室
3 参加者
3年生37名及び2年生32名
4 生徒感想(2年生)
・SGHの活動は苦労や失敗も多いけど,それに恐れず立ち向かうことで,他の高校生にはなかなか得られないような能力や経験を得られるということを改めて感じた。これからの活動で,「やりたいことはやる,恐れずに」をモットーに挑戦していきたい。
・発表会などで,プレゼンを聞いている側はこちらの忙しさは関係ないのだから,忙しさを理由に手を抜くのはダメだ,という先輩の言葉が印象に残った。計画性をもって準備を真剣にしようと思った。
・企業や大学の人と交渉できるのはSGHならではだから,恥をかくことを恐れずに,やりたいことをどんどんやっていこうと思った。
・自分たちのグループのプロジェクトは,自分たちのものだけではなく,先輩方の思いも乗っていることを改めて知った。その思いに応えられるよう,研究のまとめを進めていきたい。
・外国との違いを楽しもうという先輩の言葉が印象的だった。一つのテーマでも,日本と外国でインタビューした結果がまったく違ったりしたこともあったので,それを楽しんで分析するという姿勢に共感した。
【写真】
3年生が研究グループごとに発表 |
発表会後はQ&Aセッション |
2年生が3年生に自由に質問 |
「研究に行き詰まった」 →「利点と欠点をまとめよう」 |
真珠浄水研究グループ金賞 持続可能なビジネスモデルが評価
「第2回関東甲信越静地区 SGH課題研究発表会」に本校から6チーム20名が参加し,英語プレゼンテーション部門で金賞を受賞しました。淡水真珠を用いて,ため池の水を浄化し,その真珠を販売して活動資金に充てるという持続可能なビジネスモデルが評価されました。現在の世の中で起こっている社会課題を,生物資源を用いたビジネスを通して解決するという,本校のSGHテーマにも合致する研究内容です。受賞しなかったグループも含め,生徒たちは他SGH校生とのハイレベルな関わりに刺激を受けながらも楽しく交流し,有意義な機会となりました。
<関東甲信越静地区SGH課題研究発表会>
土浦一高 金賞受賞!
関東甲信越静地区SGH課題研究発表会
【概要】
本校生徒20名が,平成29年12月23日に立教大学で開催された「第2回関東甲信越静地区 SGH課題研究発表会」に参加し,プレゼンテーションをしました。本校のグループは,英語プレゼンテーション部門で金賞を受賞しました。受賞しなかったグループも含め,生徒たちは他SGH校生とのハイレベルな関わりに刺激を受けながらも楽しく交流し,有意義な機会となりました。
1 目 的
(1)全国の高校生や様々な専門家を前に研究成果を発表し,有益なフィードバックを得る。
(2)他校の取り組みや研究成果を吸収し,自らの研究を深化させる学びとする。
2 日時・場所
平成29年12月23日(土) 9:00~17:00 立教大学池袋キャンパス
3 参加者
・本校2年生20名 引率教員2名
・他校SGH高校生・引率教員290名
・立教大学教員(審査員)
・一般参加者140名
4 生徒感想
・相手に伝えたいところは強調して問い掛けたり,聴衆との距離を近づけつつ理解してもらえるよう心がけた。今回新たな課題を見つけたので解決策の実現に近づけたい。
・多くの人に発表を聞いてもらい,自分たちでは発見できなかった客観的な意見や指摘をもらえた。今後の研究に活かしたい。
・ポスターでの発表や質疑応答でのコミュニケーションを通して,自分たちの研究内容が深まるとともに,英語でのコミュニケーションを楽しいと思えるようになった。
・人前で発表することに慣れておきたいと思い参加したが,プランの細かい点について質問されることが多く,自分たちの研究がまだまだだと感じた。特に,研究の中で自分たちが想定した利益によって,発展途上国ではどのような活動が可能なのかと質問されたことで,そういう視点が抜けていたことに気づけたことは大きな収穫だった。
【写真】
英語による口頭発表 |
淡水真珠を使った浄水プランについて |
医療アプリの開発について |
試作品を披露する |
ICTを使った交通システムの提案 |
海外調査の結果などを発表 |
廃タイヤを使った公園遊具の提案 |
廃棄パソコンでザンビアを支援 |
日本語ポスター部門 |
来訪者にプランを熱く語る |
英語プレゼン部門で金賞 |
表彰を受ける |
立教大の教授と記念写真 |
本校から総勢22名で参加 |
「世界の国やグローバル社会を身近に感じた」
ロシアやナイジェリアなど,各国からの筑波大留学生を学校に招き,少人数グループでディスカッションしました。生徒は世界を目の当たりにし,目を輝かせていました
<インターナショナル・デイ>
インターナショナル・デイ
【概要】
生徒の研究の深化及び異文化理解を目的とし,筑波大学留学生に来校していただき,生徒の少人数グループに一人の留学生が入り英語でディスカッションをする。ディスカッションのテーマは,生徒の研究内容のほか,各留学生の出身国の紹介,両国での高校生活の相違,世界の時事問題などである。ディスカッション後はグループ内でまとめた感想を代表生徒が英語で発表する。
1 目 的
(1)生徒が留学生に対し自らの研究成果を紹介することで,有益なフィードバックを得て研究を深化する。
(2)留学生とのディスカッションを通して異文化理解を進めるとともに,コミュニケーション能力を高める。
2 日時・場所
平成29年 12月4日(月)及び12月6日(水) 各日4クラスずつ 計8時間
3 参加者
・本校1年生各クラス
・留学生 2日間延べ25名
留学生の出身国
インド,台湾,キルギス,ウクライナ,カザフスタン,ロシア,ジョージア,スロベニア, ボスニアヘルツェゴビナ,ドイツ,ナイジェリア,メキシコ,ブラジル |
【生徒感想】
・(ボランティアプランに対して)ボランティアをどうやって集めるのか?集めた後も,何度もミーティングをしてどのように作業をしていくか考えなければならないし,膨大な時間とお金がかかる。そもそもどうやってお金を集めるのか?というアドバイスを得た。もう少し規模を小さく考える必要があると思った。
・(太陽光を使った機器のアイディアに対して)なぜ太陽光にこだわるのか?どのようにして,設備を維持するのか?そもそも砂漠がある国=貧しい国という図式は正しいのか?などの質問を受けた。太陽光以外の視点から,貧しい国の共通点を探して新しい支援のプランを考えなおしたい。
・(水質浄化のアイディアについて)意外とたくさんの国で,きれいな水が飲めずに苦しんでいる人がいること,薬品や器械での浄水が可能であることなどを知った。霞ヶ浦や特産物など茨城のものを,どうにか水の浄化に活かせないか考えたい。また,薬品や器械の価格や性能も調べようと思う。
・(外来魚を使用した肥料を作るアイディアについて)どうやって外来種だけを捕獲するのか。それにはどのくらいのコストがかかるのか。また,その肥料で本当に植物が育つのか?などの多くの疑問点をいただいた。これらに一つずつ答えられるように調査を行い,プランを充実させたい。
・筑波大学という身近なところに世界中から人が集まっていることを知り,筑波大学に入れば,日本にいながらにして国際交流ができると思い,入りたくなった。
・アフリカの人と話すなど初めてのことで,授業の中でしかなかった世界がこんなに近くにあることにうれしくなった。世界の壁が低くなった。
・筑波大学の留学生の方々は,遠い異国でもこんなに生き生きと活動されていることに触れて,すごいなと思った。自分がもし留学したら,こんなふうに地元の高校に行ったりして交流できるだろうかと不安にも思ったが,留学してこんな体験などをしてみたいとも思った。
【写真】
留学生からの自己紹介と国の説明 |
わかりやすい英語で話してくれる |
ジョージア出身の方と話し合い |
インドのことを聞いてみる |
雑談も交える |
ナイジェリア出身の留学生と談笑 |
スロベニアの教育について |
ドイツの文化などを聞く |
ブラジル出身の留学生に研究を紹介する |
観光地の写真をもとに話す |
研究についてアドバイスをもらう |
ロシア出身の留学生と談笑 |
英語で通じることに自信をもつ |
相互の高校生の生活について |
両国の交通機関の違いについて |
スペイン出身の人の朗らかさに触れる |
ナイジェリアの貧困などを聞く |
ブラジルでの人の生活について |
積極的に説明する |
最後に話し合ったことを発表 |
「上に立つ苦労とやりがいを感じた」
JPX日本取引所グループの協力でSGH模擬株式会社を設立しました。世界の肥満対策や地域活性化という社会課題の解決に向け,試作品を販売するなど行動を始めました。
<SGH模擬株式会社>
SGH模擬株式会社による販売実習
【概要】
課題研究の一環として,生徒が組織する模擬株式会社を設立し,試作した食品を一般の市民に向けて販売した。その際,日本取引所グループの提供する「起業体験プログラム」を用いることで,ベンチャーキャピタル(出資者),会計士,弁理士など実際の専門家からアドバイスを受けて進めることができた。販売後は出資者に決算報告をおこない,株主配当を差し引いた役員報酬を生徒が受け取り,次の活動の資金源とした。
1 目 的
(1)試作品を実際に販売することで,課題研究のデータ取得や結果の検証に活かす。
(2)模擬株式会社の運営を体験することで,自らの研究にビジネスの視点を取り入れる参考とする。
2 日時・場所
平成29年
10月24日(火) 模擬株式会社の設立,出資金決定
11月19日(日) 土浦産業祭(於・川口運動公園)での,焼菓子
及び加熱和生菓子の販売ブース出店
11月20日(月) つくば駅前BiViでの,ゆでめん「一高ラーメン」の販売ブース出店
11月21日(火) 会計監査
11月22日(水) 株主総会,会社解散
3 参加者・参画者
・本校2年生 10名
・筑波大学准教授 岡田幸彦様
・市原会計事務所 税理士 市原和弘 様
・日本取引所グループ(JPX) 金融リテラシーサポート部 杉山佳子様, 斉藤史貴様
・土浦市商工観光課 田中 様
4 生徒感想
・株式会社の実際の運営のやりがいと楽しさを実感することができた。
・経営を始めるまでにはたくさんの手続きがあり,既存の会社に「就職」することとは違ったノウハウやたいへんさがあることを知った。今までは就職することしか頭になかったが,起業してみるのも選択肢としてあると思った。
・社内で意見が分かれてしまい,社長としてまとめるのに苦労したが,目標としていた売り上げをなんとか達成できてよかった。上に立つ立場の苦労とやりがいを感じた。
【写真】
模擬株式会社の設立 |
事業計画を税理士,大学教員,JPX職員に説明 |
個別にアドバイスをもらう |
出資金決定。株券を発行し出資金を受け取る |
土浦市産業祭に出店 |
和食を通して世界の肥満問題の解決を目指す |
つくば駅前にてラーメン販売実習 |
アンケートをとって研究のデータとする |
株主総会 3つのグループがプレゼン |
本物の税理士からの専門的な質問にも答える |
利益は研究活動の足しに使う利益処分案が承認 |
貴重な学びの機会となりました |
「勉強と部活どっちが大切ですか?」-「部活の中から勉強の動機が生まれるよ」
大学に在学中の本校卒業生約20名に来校してもらい,2年生の小グループに対して大学での生活や高校時代に考えていたことなどをアドバイスしてもらいました。どのブースでも活発な質疑応答がみられ,2年生は自らのキャリア形成に自覚を持つとともに,将来の大学生活に実感をわかせることができました。先輩たちの活躍する姿に,いまは高校で文武両道を全うしようと決意を新たにする生徒が多く見られました。
<キャリアガイダンス>
キャリアガイダンス
【概要】
大学に在学中の本校卒業生約20名に来校してもらい,2年生の小グループに対して大学での生活や高校時代に考えていたことなどをアドバイスしてもらいました。どのブースでも活発な質疑応答がみられ,2年生は自らのキャリア形成に自覚を持つとともに,将来の大学生活に実感をわかせることができました。先輩たちの活躍する姿に,いまは高校で文武両道を全うしようと決意を新たにする生徒が多く見られました。
1 目的
大学や学部の選択を見つめ直すとともに,自分の将来や学生として学ぶ意義,高校生として今やるべきことを考える。
2 日時
平成29年12月16日(土) 午後
3 講師
大学3年生~4年生に在学する本校卒業生 約20名
東北大学,筑波大学,お茶の水女子大学,東京大学,東京工業大学,慶応義塾大学,京都大学等
4 実施形態
・2人組の卒業生が主宰する座談会ブースに,2年生が自由に参加する。
・1回50分を2コマ実施する。
・座談会では大学生活,高校時代に考えていたこと,在校生へのアドバイス,質疑応答などを実施。
【実施風景】
「ビジネスには人との議論が大切だと知った」
筑波大学東京キャンパスで開催された「第6回高校生国際ESDシンポジウム・第3回全国SGH校生徒成果発表会」に参加し,ポスター発表及び他校生との議論をしました。
<全国SGH校生徒成果発表会>
「小学生ならではの先入観にとらわれない発表を見習いたい」
真鍋小学校の5年生児童が本校を訪問し,10月に本校生徒も参画して作成したポスターを持参して,高校生に説明しました。高校生はポスターの説明を受けながら感想を伝えたり発想の柔軟さをほめたりしていました。最後にグループごとに記念写真を撮り,短時間ながら双方に有意義な交流となりました。
<真鍋小学校児童来校>
土浦一高×真鍋小学校
「真鍋の街を世界に発信」プロジェクト
小学生来校
【概要】
真鍋小学校の5年生児童が12月11日(月)昼休み,本校を訪問し,10月に本校生徒も参画して作成したポスターを持参し,高校生に説明しました。高校生はポスターの説明を受けながら感想を伝えたり発想の柔軟さをほめたりしていました。最後にはグループごとに記念写真を撮り,短時間ながら双方に有意義な交流となりました。
1 目 的
(1)小学生に高校生の視点からアドバイスすることを通し,コミュニケーション能力を伸ばす。
(2)小学生とのグループセッションを主導することを通し,明確な信念に基づき決断する訓練とする。
2 日時・場所
12月11日(月) 12:50~13:10 本校
3 内容
・真鍋小学校5年生での総合的な学習の時間「真鍋の街を世界に発信」プロジェクトとして協同で作成したポスターが,その後完成したので,土浦一高に持参してもらい説明を受ける。
・小学生の4~5人のグループに高校生1人が入り,完成したポスターにコメントする。
・グループごとに記念写真を撮る。
4 参加児童・生徒
・土浦市立真鍋小学校5年生 約120名
・本校2・3年生SGH国際コース生徒 34名
5 生徒感想
・知識量,経験量がまだ多くない小学生だからこそ,その純粋な視点で物事を多角的に見ていた気がする。
・小学生は,一つのヒントが与えられれば,そこから自分でさらに深く幅のある考えに広げていくことができることを感じ,意外と大人だと思った。・異世代の交流は小学生や高校生ともに刺激になる貴重な機会だった。
・小学生と我々高校生との物事の見方が大きく異なることが実を通して実感できた。我々よりも柔軟な思考力を持っているのを見習いたいと思う。
・難しいことを言わなくても,簡単なことで伝えたいことって伝わるのだなと感じました。今日小学生のポスターをみて,簡単な言葉だけど,しっかりメッセージ性があって,すごいなと思いました。
・私は県南自動車学校の担当で,学校のスケジュールや設備の紹介がされるのかなと予想していたが,小学生達の発表では,キャラクターの紹介やクイズが発表され,意外だったが,私の予想していたような先入観にとらわれた発表よりもずっと面白かった。小学生ならではの先入観にとらわれない発表は見習いたいと思いました。
・「手伝う」よりも「一緒にやる」という雰囲気でグループに加わると,よりよいサポートできた。
・こっちがやることを明らかにしてしっかりしていないと,子供達も困ることが今回改めてよく分かった。
・仲間内での意見交換の言葉が意外にもはっきりした物言いで,しかしお互いに素直に受け取っていたことに感心した。
・年の離れた子と接したことで,私達の日常生活では「当たり前」に通じることでも,それが通じにくい場合があることを知った。なので,プレゼンなどの際には,自分の当たり前の範囲外にいる人に分かるよう伝える方法を考えなければいけないと思った。
・小学生は物事の吸収が早く,アドバイスをすれば,どんどん良くなっていくのではないかと感じた。また,教えている中で,自分も気づいたことがあったので,自分たちのポスター作りや発表にも生かしていきたい。
写真
真鍋小学校の5年生が昼休みに来校 |
2か月前ぶりの再会 |
完成したポスターを披露 |
タイトルや内容を説明してもらう |
高校生はポスターの出来に感心する |
小学生は高校生にプレゼンする初めての体験 |
写真やイラストで工夫されたポスターに感心 |
高校生も参考になることがたくさんありました |
最後にグループごとに記念写真を撮影しました |
「視野を広げ,いろんな企業の活動に目を向けたい」
1年生が32のグループに分かれ,東京及びつくば市周辺の企業・研究所を訪問しました。名称だけしか知らなかった事業所でも,そこで従業員の方が真剣に業務に取り組み,社会に貢献している姿を目にし,社会が自分のこととして身近になりました。
<グローカル企業・研究所訪問>
グローカル企業・研究所訪問
【概要】
1年生が32のグループに分かれ,東京及びつくば市周辺の企業・研究所を訪問しました。名前だけしか知らなかった事業所でも,そこで従業員の方が真剣に業務に取り組み,社会に貢献している姿を目にし,社会が自分のこととして身近になりました。
1 目 的
様々な職場や業務内容について事前に研究し,実際の訪問を通して,実社会の状況を自ら体感することにより,これからの進路選択の一助とする。
2 日時
平成29年11月24日(金) 終日
3 訪問事業所
農研機構,筑波記念病院,筑波学園病院,積水化学工業,筑波実験植物園,産総研,物質材料研究機構(並木),高エネルギー加速器研究機構,高エネルギー加速器研究機構,農研機構,防災科学技術研究所,国土交通省国土地理院,筑波大学付属病院,森林総合研究所,キリンビバレッジ株式会社,朝日新聞東京本社,日本郵船株式会社,東京書籍株式会社,外務省,株式会社ツムラ東京本社,ナリカ,西村あさひ法律事務所,google,衆議院事務局,カネカ,報知新聞,日本航空,井関農機,レオスキャピタルワークス,Kインターナショナルスクール,ミズノ株式会社 東京本社,創英国際特許法律事務所,東芝,株式会社丸紅,有限責任監査法人トーマツ,yahoo,気象庁,テレビ朝日,東京証券取引所,住友商事,経済産業省環境エネルギー庁,東京証券取引所,日本放送協会 (NHK),国土交通省,NHK出版,日本政府観光局,昭和電工,実教出版,博報堂,ベネッセコーポレーション,共同通信社,NTT情報ネットワーク総合研究所,野村證券,TBSテレビ,東京地方検察庁,講談社,日立製作所,リクルート,JTB関東,日本ビジネス出版,環境省,TNC,進研アド,鹿島建設 |
4 実施形態
・現地集合,現地解散
・各班10名程度の編成とし,各班で事前研究を行い,しおりを作成する。
・事後指導として,班長を中心にお礼状の作成並びにレポートの作成を行い,担当者へ郵送する。
5 実施の流れ
・10月5日 全体事前指導
・10月6~31日 国際の授業で訪問企業・研究所を調べ,レポートを作成
・11月7日 各コース班長打ち合わせ
・11月8~15日 しおりの作成
・11月17日前後 質問事項をメールで送る
・11月24日 訪問当日
・12月14日 企業・研究所訪問ポスターセッション
6 生徒感想
・従業員の方が,指示に基づいて動くだけでなく,乗客や顧客のことを考えて動いている姿を見て,自分の考えをしっかり主張して,業務の改善に活かすことが大切だと思った。
・企業コンサルタントの仕事に触れ,他の企業がやっていなことをやる企業は成功することを教えていただき,新たな着眼点をもつことは大切で,自分もその能力を養っていきたいと思った。
・自分の切り拓いた道に自信を持って社会に貢献されている姿は印象深かった。自分が起業するなど発想がなかったが,今回の機会を通じてそういった進路も視野に入るのかなと感じた。
・今まではあまり関心がなかった企業にも触れ,目に見えないところでもたくさんの人が関わってこの社会が作られているんだと実感した。もっと視野を広げて,いろんな企業の活動に目を向けたいと思った。
・グループでの行動計画を練ることで自分の行動力や洞察力を高めることができた。
・社会のためにどう貢献していくのか,ということを考えさせられた。物,文章など何でもいいが,できるだけ分かりやすく使いやすいというスタンスが大切だと分かった。
・建設会社の安全に対する厳しさには驚いた。普段は目に見えない裏舞台で,緊張感のある現場で仕事をしている人がいることを知って,感銘を受けた。
・広告代理店では,働く人の個性を尊重した自由なスタイルに驚かされた。ただ作業をこなすだけでなく,楽しく取り組むことが業務の能率にも関わることを知った。
・証券会社を訪問し,専門的な知識とともに大きな視野が必要だと知った。文系でも化学や数学,理系でも経済や司法を学べば,自身の専門分野に還元することができ,視野が広がる。日本を代表する企業を訪問でき,大きく成長できた。
写真
レオスキャピタルワークス |
社会の資金の循環を学びました |
Kインターナショナルスクール |
株式会社TNCで異文化体験 |
事後に校内でポスター発表会を実施 |
報道では迅速,正確,分かりやすさが大切 |
昭和電工と実教出版を訪問 |
共同通信社などを訪問 |
グーグルと衆議院事務局を訪問 |
講談社などを訪問 |
環境省などを訪問 |
森林総合研究所などを訪問 |
筑波学園病院と積水化学工業を訪問 |
気象庁とテレビ朝日を訪問 |
「高いレベルの中に身を置く重要性とありがたさを感じた」
横浜で開催されたSGH全国高校生フォーラムに生徒2名が参加し,ポスター発表しました。自分の課題研究の深化だけでなく,他校生の発表を聞いたり,全国の高校生と交流したりして大きな刺激を受け,有意義な機会となりました。
<SGH全国高校生フォーラム報告>
SGH全国高校生フォーラム
【概要】
本校生徒2名が,平成29年11月25日に横浜で開催された「2017年度スーパーグローバルハイスクール全国高校生フォーラム」に参加し,ポスター発表をしました。4分間の英語によるプレゼンで自分たちの研究を聴衆に伝えることに苦労しながらも,質疑応答も英語でこなし,生徒にとって貴重な経験となりました。全国の高校生と交流できる時間も設けられ,有意義な機会となりました。
1 目 的
(1)全国の高校生や様々な専門家を前に研究成果を発表し,有益なフィードバックを得る。
(2)他校の取り組みや研究成果を吸収し,自らの研究を深化させる学びとする。
2 日時・場所
平成29年11月25日(土) 10:00~17:00 パシフィコ横浜
3 参加者
・本校2年生2名 引率教員2名
・主催者 文部科学省及び筑波大学関係者
・SGH指定校及びアソシエイト校 生徒・引率約1000名
【生徒感想】
・このフォーラムは自分の高校生活,さらには将来を考えるきっかけとして,大きな価値のあるものとなりました。他校の発表を聞き,物事に対する様々な見方を知るとともに,レベルの高さに驚き,焦りを感じました。この経験から,周りから刺激を受けたり,高いレベルの中に身を置いたりすることの重要性とありがたさを感じました。グローバルな世の中を生き抜くために,自分から機会を掴みに行くこと,学んだことを自分に取り込む素直さを持つこと,知識を増やすことを自分の課題として,これからの高校生活を過ごしていこうと思います。
・他校の発表を聞いて最も強く思ったことは,自信に溢れているということです。声の大きさや表情はもちろんですが,研究に関連する衣服や実物を使っていたり,話す時に一歩前に出たりして相手を惹きつけていました。プレゼンの仕方にしても,ただ聴衆に向かって話すだけでなく,同じグループの人同士で会話をするような形式をとっているグループもあり,こんな方法もあるのかと新鮮でした。今回私は他校のような上手な発表ができず悔しい思いをしましたが,この原因は自分の準備不足です。私も他校の人のように,聞き手がたくさん寄ってくるような発表をしたいと思いました。今回学んだことを次のプレゼン機会に活かせるよう,今後さらに頑張ります。
【写真】
パシフィコ横浜にて |
審査員や聴衆を前にポスタープレゼン |
テーマはバス乗客に利便性のあるアプリの開発 |
すべて英語で質疑応答 |
談笑しながら和やかなセッション |
他校の発表も聞いて刺激を受けました |
「自分と違う他者に価値を見いだせるのが真のグローバル人材」
筑波大学の岡田幸彦准教授をお迎えし,1年生に向けてご講演をいただきました。SGHに期待することとして,社会課題の解決を国やNPOではなくビジネスで担おうとする考えや,変化の激しい時代に対応した新しい発想を身につける必要性など,社会課題に日々取り組む先生ならではの話に,生徒たちは大きな共感と刺激を受けていました。
<SGHグローバルセミナー2017報告>
SGHグローバルセミナー
【概要】
筑波大学の岡田幸彦准教授を本校にお迎えし,1年生全員に向けてご講演をいただきました。土浦一高SGHに期待することとして,社会課題の解決を国やNPOではなくビジネスで担おうとする考えや,変化の激しい時代に対応した新しい発想を身につけることなど,社会課題に日々取り組む先生ならではの話に,生徒たちは大きな共感と刺激を受けていました。ご講演の後,岡田先生には2年生の課題研究経過報告会にもご参加いただき,ご指導をいただきました。
1 目 的
(1)学問の最前線にいる大学教員からグローバル人材の重要性について聞くことで,学習意欲を高める。
(2)グローバルな学術研究の重要性と楽しさを知ることで,課題研究に取り組む意欲を高める。
2 日時・場所
平成29年10月23日(月) 14:40~15:35 本校体育館
3 講演者及び参加者
・筑波大学岡田幸彦准教授,及びアシスタント学生2名
・1年生全員 320名
4.生徒感想
・この講義をきいて,違いに価値を見出せる人やローカルの価値をグローバルに伝えられる人が真のグローバル人材になれると分かったので,自分もそのような人になる努力をしようと思った。
・ビジネスは売り手だけが得するものだと思っていたけれど,売り手も買い手も,また世間にとっても利点のあるものでなければ続いていかないということを知り,初めての発想だったので驚きました。
・自分との違いに対して,排除しようとするのではなく,価値や面白さを見いだすことが大切だということがわかった。誰とでも仲良くなれるように努力していきたいと思った。
・違いを受け入れて,価値を見いだすことで人として成長できるということが分かった。グローバルとローカルは両立させることができると知った。
・英語はあくまでも手段で,英語が話せることがグローバルな人ではないというのが印象的だった。・かつては顧客の満足度を得られればよかったが,現在ではビジネスでも社会問題の解決が求められているなど,ビジネスに対する期待が複雑になっていることが分かった。
・SGHやグローバル人材といっても具体的にはっきり知らなくて,この機会に知ることができて良かった。違いに価値を見いだすのは簡単ではないが,高校時代を通してコミュニケーション能力,思考力,ひらめきなどを高めていけたらいい。
・グローバルな人材は,相反するように聞こえるローカルのことを卑下しないことで出来上がるということがわかった。私がグローバルで活躍しようとするなら,地元のことをよく知り,大切にする必要があると感じた。
・日本人としての誇りをあまり持っていないと感じた。国際社会を生きていくものとして,ローカルの価値を自分が知って世界に発信していけるようになりたい。
・英語は手段に過ぎないというお話を聞いて,英語を勉強として捉えるのではなく,自分の考えを伝えるための道具として捉えようと思った。
・リーダーとはどのような人なのかという話で,三つあった中の「人を巻き込む」というのが,強く印象に残りました。自分は主に共通の趣味の人としかうまく話せないところがあったが,グローバルな人財を目指すために,誰とでも友だちになれるようにしたいと思います。
・地方を活性化できるような仕事につきたいと思っていて,それなら公務員かと思っていたけれど,今回「ビジネス」で社会問題を解決できると聞いて,180度考えが変えられ,とてもためになりました。
・「ビジネス」ときくと,自分たちのために何かをするというイメージが強かったので,先生のお話を聞いて,「社会課題解決の一つの手段」がビジネスという言葉に,とても大きなインパクトを受けた。
・今自分がやっていることは自分の意思決定の結果だという言葉が印象に残った。一つ一つの決断を大切にしていこうと思った。
・グローバルな人は,数カ国語を話せる人ではなく,違う「他者」を否定せず,自分の文化も他者の文化も大切にする人なのだと気づかされた。世界の問題と身近な地域の問題を双方向でつなげられるような,真の「グローカル」人材になりたい。
【写真】
岡田幸彦准教授による講演 |
アシスタントの学生さん2名も即興でスピーチ |
生徒はメモを取りながら熱心に聴講する |
|
2年生の課題研究経過報告会にもご参加いただく |
有益なコメントをいただきました。 |
筑波銀行ビジネス交流会に参加!
筑波銀行主催の「ビジネス交流会」で土浦一高SGHのブースを出展し,来場者の方にSGHの活動を伝えるとともに,様々な専門をもつ方々から意見をもらいました。また来場者にインタビューして,課題研究のデータも得ることができました。
<2017筑波銀行ビジネス交流会>
筑波銀行ビジネス交流会
【概要】
筑波銀行主催のビジネス交流会で土浦一高SGHのブースを出展し,来場者の方にSGHの活動を伝えるとともに,様々な専門性をもつ方々から意見をもらいました。また来場者にインタビューして,研究のデータも得ることができました。
1 目的
(1)生徒の取り組みを地元企業の方に知ってもらい,課題研究に生かす。
(2)活動に協力してくれる地元企業の方を探し,今後の活動に生かす。
2 日時・場所
平成29年10月17日(火) 13:00~16:00 つくば国際会議場
3 参加者
・本校2年生 18名
・地元の企業,研究所,学校など多数
【写真】
画期的なバスアプリについて説明する |
来場者からコメントをいただく |
人工知能を使ったホテルサービスを提案 |
土浦一高SGHの活動についても説明 |
廃棄タイヤを使って途上国の子どもを支援する計画 |
多くの方から有益なコメントをいただきました。 |
「小学生の自由な発想に感銘を受けた」
真鍋小学校の授業に本校生徒が出向き,協同で調べ学習をするプロジェクトを実施しました。
<土浦一高×真鍋小学校プロジェクト>
【概要】
真鍋小学校の授業に高校生が出向き,協同で調べ学習をする。児童の小グループに高校生が入り,真鍋地区の企業・事業所を紹介するポスターを作る作業を共に進める。
1 目的
(1)小学生に高校生の視点からアドバイスすることを通し,コミュニケーション能力を伸ばす。
(2)小学生とのグループセッションを主導することを通し,明確な信念に基づき決断する訓練とする。
2 日時・場所
10月16日(月) 13:50~14:35 土浦市立真鍋小学校
3 内容
・真鍋小学校5年生での総合的な学習の時間「真鍋の街を世界に発信」プロジェクトに参加する。
・小学生の4~5人のグループに高校生1人が入り,ポスター作成を協同して進める。
・小学生は高校生にアドバイスをもらうことで多面的な見方を学び,高校生は小学生の自由な発想に触れることで柔軟な思考力を磨く。
・授業のまとめとして作品を発表し,高校生が感想を述べる。
4 参加児童・生徒
・土浦市立真鍋小学校5年生 約120名
・本校2・3年生SGH国際コース生徒 34名
5 生徒感想
・小学生の鋭い質問にたじろぐこともあり,小学生の自由な発想に感銘を受けた。
・小学校の授業に参加するのは初めての経験で,自分が小学生だった時とは違って,意見をまとめていく大変さを感じることができた。
・すぐ隣なのに今まで交流がなく,今回は交流できて楽しかった。こういう機会がまたあったらぜひ参加したい。
写真
SGH海外フィールドワークでマレーシア・シンガポールを訪れ,異文化に肌で触れる貴重な体験をしました。
<マレーシア・シンガポール報告>
SGH海外フィールドワークでオーストラリアを訪れ,海外から日本を見つめる貴重な経験を得ました。
<オーストラリア報告>
SGH海外フィールドワークでアメリカ合衆国を訪れ,ビジネスの最前線に触れる貴重な経験をしてきました。
<アメリカ報告>
「ターゲットに買ってもらうための販売戦略を」
日本政策金融公庫の専門家をゲストティーチャーに招き,ビジネスプランの作り方などを学びました。
<報告>
概要
ビジネスプランを作成する基礎を学ぶため,専門家に2回の授業をしてもらう。ビジネスプランの作り方に関する実践的な解説と,実際に作ったビジネスプランに対する評価をもらう。その過程で,日本政策金融公庫主催の「第5回想像力,無限大 高校生ビジネスプラン・グランプリ」にも応募する。
1 目 的
(1)専門家から助言を受けることで,起業やソーシャルビジネスに関心をもつ。
(2)自ら発想したビジネスアイデアを実践的なビジネスプランに育てていく体験をすることで,課題設定や課題解決のための思考力を育む。
2 日時・場所
9月11日(月),13日(水),25日(月),27日(水) いずれも本校視聴覚室
3 内容
・「ビジネスプランの作り方実践編」の授業
・生徒が作成したビジネスプランに対する評価・講評
・グランプリ応募書類の作成に当たってのポイント
4 講師および参加生徒
・日本政策金融公庫 北関東信越創業支援センター 山口修平氏,大和傑氏
・本校1年生全員 320名
5 生徒感想
・他の発表を見ることで,自分たちに不足している視点があることに気づいた。現在のプランに付加価値をつけられるように工夫し,より顧客を引きつけたい。
・私たちのグループは,特定の食材の消費拡大を理念としているため,「その食材をあまり好きではない人」をターゲットに設定していた。しかし専門家の方からは,そのターゲットに買ってもらうための販売戦略を再考するべきだと指摘していただいた。いろいろな商品が並んでいる中から,私達の商品を選んで手に取ってもらうところを具体的にイメージできるよう,アイディアを工夫したい。
・専門家の方からは,ターゲットの設定自体は適切であるが,商品の実例の計画を,もっと具体的に説明することができると指摘していただいた。自分たちとしては素晴らしいプランができていたと考えていたが,専門家の方のアドバイスをお聞きし,まだまだ満足してはいけないと実感した。
写真
日本政策金融公庫の山口修平氏による授業 |
ビジネスアイデアを発表 |
同公庫の大和傑氏によるアドバイス |
アドバイスによりビジネスアイデアがプランに発展 |
「鉄は熱いうちに打て」
運営指導委員の幡谷浩史様からお言葉をいただきました。他の委員の方々からいただいたご指導と合わせ,今後のSGHプログラムの改善に取り組んでまいります。
<報告>
平成29年度第1回SGH運営指導委員会
名簿
(1)運営指導委員
西成 活裕 東京大学教授
石隈 利紀 東京成徳大学教授,筑波大学名誉教授
幡谷 浩史 茨城トヨタ自動車株式会社会長
豊崎 利明 茨城県立水戸第一高等学校教諭
井坂 隆 土浦市教育委員会教育長
武井 秀一 筑波大学学生宿舎管理事務所長
山根 爽一 茨城県生物多様性センター所長
渡邊 愼一 日本電子株式会社顧問
(2)オブザーバー
関 正樹 関彰商事株式会社代表取締役社長
渡辺 一洋 筑波銀行常務執行役員営業副本部長
(3)管理機関 教育庁
石井 純一 学校教育部高校教育課長
塚田 歩 学校教育部高校教育課指導担当指導主事
(4)本校職員
杉田 幸雄 校長
明賀 靖子 副校長
鈴木 正人 教頭
荒木 克義 事務室長
ほか本校SGH推進室職員
日時:2017年9月20日(水) 14:30~17:15
場所:県立土浦第一高等学校 会議室
内容:
(1)授業見学 グローバルキャリアデザイン
(2)授業見学 グローバルキャリアアドバンス
(3)運営指導委員会協議 16:25~17:15
①委員長等選出
委員長に西成活裕教授,副委員長に石隈利紀教授を選出する。
②平成29年度前期事業報告
③協議 各委員からのコメントおよび質疑応答
意見:
・生徒が自らの課題に能動的に取り組むこのSGHの活動は,現在の高校教育改革の流れに沿うもので先進的である。大学,企業との連携も他の高校の見本となる。
・土浦一高のSGHは地域でも広く認知されたもので,広がりと深化が見られるので,指定期間が終わった後も続けられる方策を考えていく必要がある。
・校内でSGH国際コース以外の生徒にも,より効果的に広げる視野をもって推進していく必要がある。
・海外フィールドワークでは,現地で肌で感じることの大切さを学んだようで,いい経験である。日本を見つめ直すことにもなり,発展を期待したい。
・若いうちこそ経験が大切であり,「鉄は熱いうちに打て」と言いたい。
・生徒が,活動をおもしろがってやることが続ける上で大切である。
・目的を持って海外に出ることで学ぶ意欲につながり,海外フィールドワークはいい経験である。
・SGH指定時のプレゼンで,指定期間終了後も県の支援で活動を継続していくことを確認しているので,県にも働きかけをしていくのがよい。
・国や役所に頼らず,学校や生徒が自ら活動資金を集めることは,リスクもあるがチャレンジ精神を生徒が身につけることにもなり重要。
・活動の目的が,単なる企業の人材育成に陥ってしまってはダメ。多様性を尊重する人材の育成を。
・生徒の課題研究では,先行研究に基づく研究を指導してほしい。
・海外フィールドワークでは,事前に地域の歴史を勉強することと,テロ等に対する対応体制をつくっておくとよい。
・運営指導委員やオブザーバーの人脈で,研究指導をしてもらう専門家との橋渡しも可能。
・活躍の場はグローバルを目指しつつも,心は地元の観点を常に持っていてほしい。
写真
1年生グローバルキャリアデザイン授業 |
2年生が1年生授業でプレゼン,ディスカッション |
2年生グローバルキャリアアドバンス |
2年生が運営指導委員の前でプレゼン |
運営指導委員会 |
「それぞれの得意分野を活かして協力すれば,よりよいものが作れる」
笠間高校と共同で映像作品を作るプロジェクトを実施し,映像が完成しました。
<報告>
土浦一高×笠間高校コラボレーションPVプロジェクト 第3日
概要
県内高校同士が得意分野を活かした連携を通じて,両校生徒が共同で映像作品を制作する企画。映像の内容は,土浦一高のSGHコース生徒が取り組んでいる課題研究の活動を対外的にPRするもの。第1回(5月19日)は笠間高での打合せ及び絵コンテの作成,第2回(6月10日)は土浦でのロケ撮影会,第3回(7月20日)は笠間高でのビデオ編集作業,試写会を実施する,3回シリーズの企画。完成映像は本校での全校発表会のほか,HP掲載など,今後校外向けに使用していく予定。
1 目 的。
(1)生徒が取り組む地域資源を活かしたビジネスプランをプロモーションビデオ(PV)としてまとめ,発信することを通し,ICT活用スキルを身につけるとともに,課題解決のための思考力を身につける。
(2)映像メディアを専門に学ぶ笠間高校メディア芸術科の生徒と共同で作業を進めることを通し,人的ネットワーク構築術やコミュニケーション能力を身につける。
2 日時・場所
7月20日(木)14:30~ 笠間高校
3 内容
生徒の課題研究の取り組みと,その成果物に関するプロモーションビデオの編集作業,試写会
[各グループの研究タイトル]
1 簡易発電機を発展途上国へ
2 私たちにできること ~飢餓に苦しむ人々のために~
3 途上国のために安全な水を安価に作る
4 グローバルな教育観の育成
5 医療革命 -外国人患者の日本の病院探しのサポート-
6 PR力 ~どら焼きから始まる地域活性化~
7 世界の食糧供給の偏りの是正に向けて
8 効果的な宣伝方法
9 淡水真珠による,ため池浄化プロジェクト
10 刀剣乱舞×土浦
4 参加者。
・土浦一高 SGH国際コース3年生11名,SGH推進室教員
・笠間高校 メディア芸術科2・3年生30名程度,メディア芸術科教員
5 生徒感想
・分かりやすい映像を作るためには,見ただけで大まかな内容が理解でき,そこにテロップや言葉での説明が入り,視覚と聴覚で伝える工夫をすることが大切だと分かった。
・今回のプロジェクトを通して,普段何気なく見ている映像は,計画,撮影,編集において様々な工夫がなされていることを知った。
・見る人の気持ちに寄り添い,分かりにくいところはないか考えながら作ったことで,映像を見る際に今までと違った視点でも楽しめるようになると思う。
・自分では当たり前と思っていることも,初めて見る人には伝わらないかもしれないということを忘れず,テロップなどの補足説明を加えることが大切だと思った。
・今回の経験を通して,それぞれの得意分野を活かして協力すれば,よりよいものが作れるということを学んだ。
・今回のプロジェクトで,初対面の人と協力して一つの動画を作り上げることができ,とても楽しかった。
笠間高の関谷隆志教諭から全体説明 |
追加で録音 |
スタジオ室 録音の出来を確認 |
共同で編集作業 |
笠間高生にリードしてもらい作業する |
音量調整やテロップを加えていく |
エンドクレジットを入れて完成 |
試写会 関谷先生がコメント |
「地域資源の活用・・・仲間の意見も起業する上では大切な資源」
筑波銀行起業家セミナーを実施しました。ビジネスの最前線を知る渡辺一洋様の言葉に,生徒は一つ一つ大きくうなずいていました。
<報告>
筑波銀行 起業家セミナー
【概要】
本校が連携する筑波銀行から講師を迎え,地域の起業の具体例をお話しいただきました。これにより,起業に対する心構えだけでなく,地域経済の実態や地域を活性化するための方策なども学びました。生徒は自らの課題研究を進める上でたいへん参考になったようです。なおこのセミナーは,本校がSGH指定を受けてから例年実施しているものです。
1 目的
(1)国際の授業で地域資源について探究するに当たり,地域資源を活かしたビジネスの実例を知り,地域とその資源についての理解を深める。
(2)生徒がキャリア意識を高め,日頃の学びと社会とのつながりを意識する。
2 日時
平成29年7月5日(水) 第5校時 (13:35~14:30)
3 会場
本校体育館
4 講師
株式会社筑波銀行 営業副本部長 渡辺 一洋 様
5 対象
1年生全クラス320名
6 生徒感想
・地方資源は使い方によってはいくらでも人を集められるし,場合によっては海外から人を呼ぶこともできると分かって,面白かった。今あるものを活かすことが大事だと知った。
・人が減っていく地域は何をしても無駄だと思っていたが,そんな地域でも活性化を目指して取り組んでいる人がいることを知り,今までの考えを改めるとともに,そのような活動に興味が湧いた。
・台湾の人が自転車好きという事実から,台湾の人をターゲットとして茨城に呼ぶという発想は新鮮だった。特定の層に呼びかけるのは,年齢だけでなく,国ごとという方法があることを初めて知った。
・北海道では,人口より外国人の観光客数の方が多いことに驚きました。「仲間の意見も資源」,「起業するには仲間が必要」という言葉が印象に残りました。
・信用による高い値がつくブランドものは,初めから存在するわけではない。多くのものが創造されている現代で,新たなものを生みだし,新たな市場,新たなブランドを開拓していくという起業家の姿勢に感銘を受けた。
・自分の地元にも魅力的なものが多くあり,それらを全国に発信していくことで,地域の活性化につながるということが分かった。また魅力度ランキングが最下位でも,それを活かして何かできないかを考える発想が斬新で驚いた。
筑波銀行 渡辺洋一様の講演 |
「観光地だけでなく人や仲間も資源」 |
「起業は専門性をもった人がチームで始めるもの」 |
メモをとりながら熱心に聴く |
質疑応答「アイデアから起業までの期間は?」 |
「茨城の第3次産業が弱いのはなぜ?」 |
「ターゲットを絞ってビジネスを始めるのがいい?」 |
「茨城の資源で,外国人が関心をもつものは?」 |
「自然に演技するのは難しく,テクニックが必要だと思った」
土浦一高×笠間高校PVプロジェクト第2日を実施しました。生徒からは上のような感想が聞かれ,笠間高生との交流も楽しみながら,有意義な学習となりました。
<報告>
土浦一高×笠間高校コラボレーションPVプロジェクト 第2日
概要
県内高校同士が得意分野を活かした連携を通じて,両校生徒が共同で映像作品を制作する企画。映像の内容は,土浦一高のSGHコース生徒が取り組んでいる課題研究の活動を対外的にPRするもの。第1回(5月19日)は笠間高での打合せ及び絵コンテの作成,第2回(6月10日)は土浦でのロケ撮影会,第3回(7月20日)は笠間高でのビデオ編集作業,試写会を実施する,3回シリーズの企画。完成映像は本校での全校発表会のほか,HP掲載など,今後校外向けに使用していく予定。
1 目 的
(1)生徒が取り組む地域資源を活かしたビジネスプランをプロモーションビデオ(PV)としてまとめ,発信することを通し,ICT活用スキルを身につけるとともに,課題解決のための思考力を身につける。
(2)映像メディアを専門に学ぶ笠間高校メディア芸術科の生徒と共同で作業を進めることを通し,人的ネットワーク構築術やコミュニケーション能力を身につける。
2 日時・場所
6月10日(土) 土浦一高と市内各地(霞ヶ浦,貝塚歴史の広場,土浦市立博物館ほか)
3 内容
生徒の課題研究の取り組みを紹介する映像撮影
[各グループの研究タイトル]
1 簡易発電機を発展途上国へ
2 私たちにできること ~飢餓に苦しむ人々のために~
3 途上国のために安価にできれいな水を作る
4 グローバルな教育観の育成
5 医療革命 -外国人患者の日本の病院探しのサポート-
6 PR力 ~どら焼きから始まる地域活性化~
7 世界の食糧供給の偏りの是正に向けて
8 効果的な宣伝方法
9 淡水真珠による,ため池浄化プロジェクト
10 刀剣乱舞×土浦
4 参加者
・土浦一高 SGH国際コース3年生37名,SGH推進室教員
・笠間高校 メディア芸術科2・3年生20名程度,メディア芸術科教員
5 生徒感想
・撮影に関して専門的なことを聞いたり,それぞれの高校での生活を話し合ったりすることができ,良い雰囲気で撮影ができた。
・普段は使わないような本格的なカメラで撮影できて楽しかったです。また,笠間高校の人と交流できて良い経験になりました。
・笠間高校の方たちに私達が思いつかないようなアイディアをたくさん出してもらい,とても参考になった。普段の学校生活の話をしたりしてとても楽しい一日を過ごすことができた。
・撮影を始める前はきちんとできるか不安だったけれど,始めると笠間高校の人たちがリードしてくれて緊張もせず楽しく撮影することができた。でも自然に演技するのは難しく,テクニックが必要だと思った。
・笠間高校の学生さんはとてもフレンドリーで,すぐに打ち解けることができた。同年代とは思えないほど映像に関する知識が豊富で,私が気にかけないことにも多く気づき,指摘をしてくれた。私は日常的に多くの映像に囲まれているが,それらはたくさんの人の力があってこそのものということに気付かされた。
・他校の生徒と関わることができ,とても有意義な時間となった。今日の撮影は全力で取り組んだので,次回の編集を通していいPVに仕上がるのではないかと思う。
写真
笠間高の関谷隆志教諭による説明 |
グループごとに打ち合わせ |
絵コンテに沿って撮影の手順を確認 |
学校のテラス「空の広場」にて撮影 |
笠間高生がリードしてくれる |
生物室で撮影 |
教室のベランダで撮影 |
栄パンに撮影の手順説明 |
霞ヶ浦にて |
水質浄化のイメージを撮影 |
霞ヶ浦総合運動公園にて撮影 |
効果的なPR方法を研究するグループ |
本日をふり返って生徒からコメント |
フィールドワーク実習を実施しました。これは,SGH国際コース2年生が,起業家の方を訪問してビジネスの手法を学ぶとともに,海外フィールドワークに行く前の街頭調査や施設訪問の事前研修とするものです。
<報告>
SGHフィールドワーク実習を実施しました。
1 目的
・生物資源を利用したビジネスを営む起業家の方を訪問し,自らの課題研究の参考とする。
・海外フィールドワークにおいて実施する街頭調査や施設訪問の練習とする。
2 日時
平成29年5月22日(月) (PTA総会の代休日) 9:15~17:00
3 行程
9:40 ~ 11:20 企業実習 於:筑波ハム
11:45 ~ 12:00 水戸財務事務所セミナー(8グループ) 於:筑波銀行
12:00 ~ 13:30 筑波大学研究室訪問(2グループ)
13:30 ~ 15:00 インタビュー調査(全10グループ) 於:筑波大学,つくば駅
15:00 ~ 16:00 調査のまとめ,発表準備 於:筑波銀行大ホール
16:00 ~ 17:00 ポスター発表
17:00 ~ 17:10 講評
4 訪問地
筑波ハム,筑波銀行,筑波大学,つくば駅周辺
5 参加者
・2年生SGH国際コース生徒32名
・筑波銀行2名
・本校職員4名
6 生徒感想
・ 人に対するプレゼンの難しさを感じたけれども,筑波ハム,筑波銀行共にプレゼンに対して迅速かつ率直に反応が返ってきたのが嬉しかった。筑波銀行でのプレゼンに対して高評価を頂けたことは,一番心に残っている。
・ 街頭調査で,外国人にインタビューした時に言いたいことがスムーズに言えなかった。英語でのコミュニケーションの難しさを感じた。しかし,つたない英語でも留学生のみなさんが真剣に考え,親切に丁寧に答えてくださった。多くの学生さんから様々な視点から意見が聞けたことはよかった。
・ 大学のゼミに実際に参加して,活発な意見交換に触れることができたのがよかった。本物の研究者と話ができて,専門的知識を身につけることの大切さを身にしみて感じた。
・ 筑波大の麻見先生からは,私たちの質問に丁寧に答えていただき,貴重なアドバイスもいただけた。
・ 筑波ハムの中野省吾会長の話しから,深く考え過ぎず,理屈を考えるより先に実験することが大切だということが分かった。今後,まずは試してみて,たくさん実験を積み,実際に行動していきたい。また,私たちのビジネスアイデアに対して,プロの立場から本気で評価してくださったことは心に残っている。
・ フィールドワークの結果を即席でまとめて,ポスター発表をした経験は初めてだった。発表では,多くの人から意見をいただいたことで,視野を広げ,様々な可能性を考えることができるようになった。集めてきたデータを分析する方法や,自分たちの考えを効果的に伝える方法を磨きたいと思った。
写真
筑波ハム 作業工程を見学
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中野省吾会長から起業のいきさつなどを聴く
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手作りの商品を試食させていただく
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筑波大学の麻見直美先生のゼミに参加
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大学内で街頭調査
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留学生にインタビュー
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世界の公園について質問
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電子カルテについて質問
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各国の食文化について調査
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調査したことをまとめる
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短時間で発表準備
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ポスター発表 |
淡水真珠を利用した浄水
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筑波銀行の渡辺一洋様から講評
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土浦一高×笠間高校コラボレーションPVプロジェクト第1日を実施しました。これは,両校生徒が共同で映像作品を制作する企画です。映像の内容は,土浦一高のSGHコース生徒が取り組んでいる課題研究の活動を対外的にPRするものです。第1回(5月19日)は笠間高での打合せ及び絵コンテの作成,第2回(6月10日)は土浦でのロケ撮影会,第3回(7月20日)は笠間高でのビデオ編集作業,試写会を実施する,3回シリーズの企画です。完成映像は本校での全校発表会のほか,HP掲載など,今後校外向けに使用していきます。
<報告>
概要
本校と笠間高の生徒が共同で映像作品を制作するプロジェクトを開始しました。映像の内容は,土浦一高のSGHコース生徒が取り組んでいる課題研究の活動を対外的にPRするものとなります。第1回(5月19日)は笠間高での打合せ及び絵コンテの作成,第2回(6月10日)は土浦でのロケ撮影会,第3回(7月20日)は笠間高でのビデオ編集作業,試写会を実施する,3回シリーズの企画です。完成映像は本校での全校発表会のほか,HP掲載など,今後校外向けに使用していきます。
1 目 的
(1)生徒が取り組む地域資源を活かしたビジネスプランをプロモーションビデオ(PV)としてまとめ,発信することを通し,ICT活用スキルを身につけるとともに,課題解決のための思考力を身につける。
(2)映像メディアを専門に学ぶ笠間高校メディア芸術科の生徒と共同で作業を進めることを通し,人的ネットワーク構築術やコミュニケーション能力を身につける。
2 日時・場所
5月19日(金)14:30~ 笠間高校
3 内容
生徒の課題研究の取り組みと,その成果物に関するプロモーションを作るための,計画書と絵コンテの作成
[各グループの研究タイトル]
1 簡易発電機を発展途上国へ
2 私たちにできること ~飢餓に苦しむ人々のために~
3 途上国のために安価にできれいな水を作る
4 グローバルな教育観の育成
5 医療革命 -外国人患者の日本の病院探しのサポート-
6 PR力 ~どら焼きから始まる地域活性化~
7 世界の食糧供給の偏りの是正に向けて
8 効果的な宣伝方法
9 淡水真珠による,ため池浄化プロジェクト
10 刀剣乱舞×土浦
4 参加者
・土浦一高 SGH国際コース3年生11名,SGH推進室教員
・笠間高校 メディア芸術科2・3年生30名程度,メディア芸術科教員
5 生徒感想
・私は1年のとき美術選択だったので,少し絵コンテをかじりました。その時は元々ストーリーが立ててあったのにも関わらず完成させるのにとても時間がかかりました。その一方で,笠間高生はゼロから絵コンテを作るのに手際よく作り上げていくのを見て,他の人にないような技術を持っていることを羨ましく感じました。
・私は,将来の夢や目標がまだ決まっていないのに,笠間高校生は映画やドラマを作りたいなどと夢が決まっていて,その夢に向かって努力している姿を見て,同じ高校生ながら尊敬しました。
・様々なアドバイスをくれて発想力がすごいと感じました。また,普通科の自分たちとは違う学校生活のことをきけて,新しいことを知ることが出来て貴重な機会となりました。
・専門である絵コンテの作成だけでなく,動画の流れやシナリオのことも相談すると的確に答えてくれ,すごいと思いました。また刀に関しても,知識が深く細かいところまで調べていてくれて,研究に関しての新しい意見や視点をくれたので,今回交流できて良かったと思います。
・笠間高校のメディア芸術科は,コンテストで優秀な成績を取ったOBもいるなど専門性の高さを感じた。
・自分と似たような職に就きたい人と話すことができて,話しが盛り上がった。コミュニケーションをとることの大切さと楽しさを学んだ。
写真
稲見和子笠間高校長・豊島卓SGH推進室長挨拶
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アイスブレイクで自己紹介
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交流でうちとける
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笠間高の関谷隆志教諭より説明
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ワークショップ グループごとに計画書作り
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土浦一高生が初めに研究内容の説明
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絵コンテの作成
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お互い高校生活などの情報交換も
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刀剣談義で盛り上がるグループ
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本日の成果発表
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