令和3年度 第2学年医学コース 課題研究発表

令和3年度 第2学年医学コース 課題研究発表

 土浦一高第2学年医学コースの特徴の一つに、学校設定教科「医学概説」があります。内容は、以前からの医学研で行われてきた出前授業や病院見学など「体験活動」と、医学・医療の課題や最前線についてメンバーと調べたりディスカッションしたりプレゼンする通常活動の2つに分けられます。

 

 新年最初の行事として、1月24日(月)7時限目に、通常活動の一環として、各自が課題を見つけ調べ発表する「課題研究発表会・第2回」を行いました。各自3分間のプレゼンを行った後に、筑波大学医学類の本校卒業生から講評をいただくという行事で、全4回の中で一人1回は体験するものです。短い時間内に自分の調べた内容をまとめ意見を論理的に述べるとはどのようなことかを体験する良い機会です。先輩たちから医学生という立場からの的確なアドバイスを得られることも、生徒にとってはとても刺激的な勉強となります。今回は、コロナウイルス・オミクロン株の影響もあり、Google Meetによる遠隔での実施としました。


[ 2022年01月26日 ]

  

令和3年度 第2学年医学コース 遺伝子実験

令和3年度 第2学年医学コース 遺伝子実験

 12月27日(月)、冬季休業課外の午後に、本校生物科による遺伝子実験を行いました。13:40~15:40、特別棟3階生物実験室、参加生徒第2学年医学コース生徒31名、教員2名。


 当初の予定では、昨年同様にPCRと電気泳動の実験を行うつもりでしたが、長引くコロナ禍の影響で実験キットがアメリカから輸入できず、仕方なく、電気泳動のみ体験できるキットを使い、遺伝子に関する実験を行いました。Bio-Rad社、「DNA Fingerprinting キット 犯罪現場に残されたDNAから犯人を捜せ!」。


 時間の都合で制限酵素の操作はできませんでしたが、マイクロピペットの使い方、アガロースゲルのウェルに検体を入れる、電気泳動、染色、脱色など、目に見えない遺伝子をどのように可視化するのかを体験することができました。


 今後ますます進歩するであろう医療技術の基礎には、遺伝子に関する知識や興味・関心が不可欠です。医師を目指す上でのモチベーションの向上につながってくれるとうれしいです。


[ 2022年01月18日 ]

  

  

  

令和3年度 第2学年医学コース 模擬面接練習

令和3年度 第2学年医学コース 模擬面接練習

 12月25日、冬季休業に入った土曜日の午後、河合塾柏校校舎長の江端泰司先生による、志願理由書の書き方と模擬面接練習を実施しました。13:40~15:40、特別棟3階視聴覚室、参加生徒第2学年医学コース生徒31名、教員2名。

 

 生徒の皆さんには、事前に志願理由書を書いてもらい、当日受付で回収後、2名を選んで模擬面接を行いました。志願理由書の提出は、全ての医学部医学科入試にあるわけではありありませんが、面接は必ずあります。面接で質問に理路整然とした受け答えをするためには、自分の考えを一度文章に整理する必要があります。

 

 選ばれた2名の生徒は、初めての経験ではあるが、面接官役の先生の質問に苦労しながらも一生懸命に食らいつき答えようと努力していました。お疲れ様でした。それを脇から見学していた生徒にとっても、改めて自分がなぜ医師を目指すのかを考える良い機会となったとおもいます。


[ 2022年01月18日 ]

  
  
  

令和3年度 第2学年医学コース いのちの学習会

令和3年度 第2学年医学コース いのちの学習会

 12月18日、土曜講座が終わった午後に、いばらき腎臓財団との連携行事、いのちの学習会を、今年も筑波大学医学医療系消化器外科の高橋一広先生に来校していただき実施しました。13:40~15:40、特別棟3階視聴覚室、参加生徒第2学年医学コース生徒27名、教員2名。

 

 高橋先生には、人工臓器、再生医療、臓器移植に関してお話をいただきましたが、生体移植・死体移植の現状や課題、渡航移植の是非、日本人の世代の違いによる臓器移植や脳死に関する考え方の違いなど、広い視野からの内容でした。後半は、生徒が5~6人のグループに分かれ、事前の課題に関してディスカッションを行い、それぞれのグループでの様子を報告し合いました。高橋先生への活発な質問もでて有意義な時間となりました。

 

 この後、各家庭で家族と話し合いを持つことで、臓器移植についての理解がさらに深まることでしょう。この勉強の機会を設定していただきました高橋一広先生と「いばらき腎臓財団」の皆様に感謝申し上げます。


[ 2021年12月21日 ]

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学出前授業・3回目

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学出前授業・3回目

 茨城県民の日の土曜日,土曜講座が終わった午後に,筑波大学医学医療系の大井雄一先生が来校され,「社会のなかで人をみるということ」の演題で今年3回目の筑波大学出前授業が実施できました。13:40~15:40,特別棟3階視聴覚室,参加生徒第2学年医学コース生徒32名,教員2名。

 

 大井先生は,筑波大学医学医療系の産業精神医学・宇宙医学グループに所属しております。今回のご講演では,産業医や精神医学などの分野を生徒に紹介していただきました。特に,産業医に関しては生徒達はなじみがうすかったせいか興味深い内容となりました。
 大井雄一先生,ありがとうございました。

 

 今年も,筑波大学の3名の先生方のお話を受けることができました。生徒達は,医師とはいっても,臨床医,研究医,産業医,行政など様々な活躍の場があることが理解できたと思います。


[ 2021年12月03日 ]

令和3年度 第1学年医学研 土浦協同病院連携事業(WEB)

令和3年度 第1学年医学研 土浦協同病院連携事業(WEB)

 夏季休業に予定した標記の行事が,茨城県内のコロナの状況悪化によって急きょ中止になりました。その後,学校でも遠隔授業など遠隔での行事に実施がしやすくなりましたので,再度,依頼をして,土浦協同病院(web)見学会が実施できました。

 

 10月16日(土)13:30~16:30 本校第1学年生徒33名が自宅から参加,教員2名自宅から参加。

 

 土浦協同病院の院内案内,河内病院長先生,渡辺副病院長先生,荒木救命救急センター長代理先生による講話,2名の研修医,本校OBの医師のみなさんより,高校生時代から現在までの講話など,盛りだくさんの内容を実施していただきました。最後のフリートークも,生徒達の積極的な参加もあり大変盛り上がりました。

 

 コロナ禍で茨城県の医療の中枢を担う基幹病院として日々お忙しい生活をお過ごしの中,周到な準備をいただき今回の実施となりました。改めて,貴重な体験をさせていただき,感謝申し上げます。河内病院長先生はじめ,土浦協同病院のスタッフの皆様,ありがとうございました。


[ 2021年10月18日 ]

令和3年度 第2学年医学コース 水戸協同病院連携事業

令和3年度 第2学年医学コース 水戸協同病院連携事業

 夏季休業に予定した標記の行事が,茨城県内のコロナの状況悪化によって急きょ中止になりました。その後,学校でも遠隔授業など遠隔での行事に実施が実施しやすくなりましたので,再度,院長の渡辺重行先生にお願いし,お忙しいスケジュールの中,10月4日(土)13:40~15:40の2時間,「医師という職業,血圧のお話も含めて」という演題で,講義をしていただきました。緊急事態宣言が明け,生徒は土曜講座を受けるため登校できたので,本校視聴覚室に集合し,遠隔の形で渡辺先生には,講義をしていただきました。生徒34名,教員3名参加。

 

  コロナウイルスに関しての医学的な解説から始まり,失神についての模擬授業,職業としての医師の意義,やりがいなどについて,熱く語っていただきました。「死ぬほど勉強しなさい」,「今,君たちは努力・成果比が最大の真っ只中である」。分かりやすい言葉によるメッセージは,生徒達に十分伝わりました。

 

 渡辺重行先生ありがとうございました。


[ 2021年10月07日 ]

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学出前講座 2回目

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学出前講座 2回目

 コロナの緊急事態宣言で茨城県独自の非常事態宣言下,9月になったのに,夏季休業が延長され,学校は休業状態です。そんな中,標記の2年生の医学コース行事が,全員自宅でのZoomによる遠隔で,筑波大学医学医療系 日下部学先生による出前講座が開かれました。生徒33名,教員2名が各自宅から参加。


 「大学病院と臨床研究,医学部卒業後の進路」と題し,血液内科の専門家である日下部先生からの白血病の話から始まり,これまでの遺伝子(DNA)研究の歴史,次世代型シークエンサー,遺伝子レベルでの治療など,昨年高校1年生の時に学習した生物基礎の遺伝子の内容を基にした興味深いお話でした。


 高校生が読むのに,おすすめの本の紹介もあり,全員遠隔での実施という初めての試みでしたが,有意義な時間になりました。


 日下部学先生,ありがとうございました。


[ 2021年10月07日 ]

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学附属病院オンライン見学

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学附属病院オンライン見学

 夏季休業に入って約10日がたちました。夏期課外も終わった暑い夏の11:00~12:30に,特別棟3階視聴覚室にて,第2学年医学コース行事として,茨城県地域医療支援センター分室のご協力の下,筑波大学附属病院オンライン見学会を実施しました。筑波大学医学医療系 瀬尾恵美子先生(消化器内科),井上貴昭先生(救急・集中治療科),田中先生(小児科),宮﨑先生(消化器外科),伏野拓也先生(救急・集中治療科)には,大変お世話になりました。参加者・第2学年医学コース生徒36名,教員3名。

 

 コロナ禍のため,昨年は筑波大学病院見学は実施できませんでした。今年は,オンラインという形式で実施していただきました。筑波大学附属病院の特徴や生徒からの質問に答えてもらうだけでなく,手術室の動画による紹介や救急・集中治療科の現場の様子を中継するなど,医療現場の雰囲気を少しでも高校生に感じてもらおうと様々な工夫をしていただき,大変ありがたかったです。

 

 コロナ禍で医療現場が逼迫している中,貴重な時間を30分もオーバーして,高校生からの質問に一つ一つに丁寧に答えていただきました。本当にありがとうございました。


[ 2021年08月03日 ]

令和3年度 第3学年医学研 進路情報説明会

令和3年度 第3学年医学研 進路情報説明会

 夏季休業に入って約1週間がたちました。夏季課外の午後,特別棟3階視聴覚室にて,第3学年医学研行事として,河合塾柏校舎 校舎長 江端 泰司 先生に来校いただき,最新の医学部医学科受験に関する情報説明会を開催しました。参加者3年生医学研ス生徒18名,教員2名。

 

 受験者数の推移やセンター試験から共通テストに替わってどうなったかなど概要説明の後,共通テストの平均点増の読み方や医学部医学科競争倍率の隔年現象,国語を大切にする,理科2科目を揃えることは演習を計画的に取り組むことで対応するなど受験に直結する情報が満載の内容でした。また,模擬試験のランキング(A,B,C,D,Eなど)の示す意味を解説して,「ランキングは,あくまで今の時点での合格可能性,評価を気にすることはない」と励ましていただきました。

 

 江端先生には,11月には面接練習でもお世話になります。ありがとうございました。

 受験生の皆さん,与えられた時間には限りがあります。健康に留意して有意義に過ごして下さい。


[ 2021年07月29日 ]

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学出前授業①

令和3年度 第2学年医学コース 筑波大学出前授業①

 土曜講座の午後,特別棟3階視聴覚室にて,第2学年医学コース行事として,筑波大学から講師の先生をお呼びしての出前授業第1回目を実施しました。今年も筑波大学医学医療系教授 高橋智先生のお世話になることができました。先生は,コロナワクチンの接種が終了したとのことなので,最初は遠隔を予定していましたが,実際に来校していただきお話を直接聞くことができました。参加者2年生医学コース生徒32名。

 (1)筑波大学について,(2)医学における基礎研究と2つのテーマについて,約2時間にわたって講義をいただくことができました。本校生徒にとって筑波大学は身近な存在であるため生徒の関心はとても高い大学です。その筑波大学で行われている世界の先端の研究などについて学ぶことができました。基礎研究については,高橋先生のISSで行われたJAXAとの共同研究の内容について教えていただきました。多くの生徒は,医学部医学科進学=臨床医 というイメージですが,医学科から様々な進路が考えられることを知ることができました。

 講義後には,質問なども多く出て,有意義な2時間でした。


[ 2021年07月07日 ]

令和3年度 第1学年・第2学年医学研 進学情報説明会

令和3年度 第1学年・第2学年医学研 進学情報説明会

 定期考査最終日の午後に,特別棟3階視聴覚室にて,第1学年・第2学年医学研合同で,河合塾柏校から校舎長の江端泰司先生をお呼びして,医学部医学科受験とはどよのうなものなのかをお話しいただきました。参加者第1学年生徒39名,第2学年生徒37名,計66名の生徒諸君が積極的に参加し,医学部医学科を目指すための大きなハードル,受験について学びました。

 心構えで大切なことは,1.覚悟,2.一生勉強を続けること。求められる資質とは,1.大学入試筆記試験で試される学力,2.面接試験でみられる思いやり・倫理観・責任感・奉仕の心・コミュニケーション能力。

 この内容を軸に,具体的に高校1年生,2年生に向けてお話しいただきました。特に2年生に対して昨年とほぼ同じ内容をお話しいただけるようにリクエストしておりましたが,1年前とは全く異なる受け取り方が態度でわかりました。土浦一高でのこの1年間で大いに成長し,より真剣に講話の内容が理解できていると感じることができました。1年生は土浦一高に入学してまだ間もないですが,貴重な体験ができました。一高流に慣れ,自分の人生について深く考え行動できる生徒をめざし頑張っていきましょう。


[ 2021年07月07日 ]

令和3年度 第1学年・第3学年医学研 オリエンテーション

令和3年度 第1学年・第3学年医学研 オリエンテーション

 一高祭(コロナ禍のため校内発表のみ)が終了した6月14日(月)には3年生向けの,6月15日(火)には1年生向けの「医学研」オリエンテーションが行われました。

 

 6月14日(月)16:15~17:00,本館1階会議室にて,茨城県庁医療人材課の方々も参加し,3年生向けのオリエンテーションを実施しました。医療人材課からは,茨城県の医療事情,地域枠に関する説明がありました。1年生の時にも聞いていますが,受験生となった今,参加者は皆真剣に集中して聞いていました。その後は,受験情報説明会や夏季休業中の面接練習の件など諸連絡でしたが,2年次に書いた志望理由書が添削されて戻ってきたので,勉強のモチベーションアップにもなるので,「なぜ医師を目指すのか」を改めて深く考える機会にしてほしいと思います。参加者,生徒21名,教員2名

 

 6月15日(火)16:15~17:30,特別棟3階視聴覚室にて,本日も医療人材課の皆さんも参加しての1年生向けのオリエンテーションを実施しました。1年生にとっては,一高に入学してまだ日が浅いこの時期での開催となりましたが,生徒63名,教員3名が参加しました。茨城県の医療事情や茨城県が医師を目指す高校生に向けての種々の支援策を勉強した後,土浦一高の「医学研とは?」2年生から始まる「医学コースとは?」に関して話を聞きました。生徒の皆さん一人一人が,自分の人生,一生涯の職業について深く考える良い機会になってくれたことでしょう。コロナ禍の中で制約が多いですが,医師に少しでも興味関心がある多くの生徒が「医学研」に入会し,意欲的にこれからの活動に参加してくれることを期待します。


[ 2021年06月16日 ]

令和3年度 土浦一高 医学研 実施計画