1年出前授業

1月13日(土)午後に高校1年生向けに出前授業を行いました。

 ひたちなか総合病院 研修医2年目の 古谷野 祐貴 先生に「初期研修医の生活」というタイトルで、日々の生活、専門科、地域枠、勉強の仕方、2年次での理科の選択科目についてなど幅広く話しをしていただきました。

 

<生徒の感想抜粋>

 今回の講話から、医学部に入るとなったときの進路がより詳しくわかりました。 今研修医として実際に働いている先輩のお話を聞くことで、大学での実習や、生活など新しく知ることができたこともたくさんありました。これからの自分の進路にもう一度向き合って、参考にしていきたいです。

 

 

 

 

冬休みの行事

河合塾講師による『面接・志望理由書』講話

 12月25日(月)午後 河合塾柏校舎長 江端先生に「志望理由書・面接について」2年生向けに講話をいていただきました。医師を目指すことを改めて考え、医師になる意志を固めるきっかけとなりました。

≪生徒感想の抜粋≫
「なぜその診療科を希望するのか」という質問には自分なりにこたえられると思ったが、「自分が医師に向いている点」や「なぜ中核病院ではないのか」など今まで自分が考えてこなかった質問もたくさんされるということを学んだ。時間のある冬休みにインターネットなどで調べ、自分でじっくり考えてみたいと思う。

≪生徒感想の抜粋≫
 面接練習を行った同級生は高い評価がつくのではないかと期待したが、実際は厳しい評価を受けており、自分が今どんな状況にいるのかを思い知らされた。この反省をもとに志望理由書を作成する準備に取り掛かりたい。

 
遺伝子実験
 12月25日、26日の午前中に生物の先生方の協力を得て遺伝子実験を行いました。
1日目はPCRの説明と、遺伝子を増幅させるためにサーマル機器にセットするところまでを行いました。2日目は1日目に増幅さえた遺伝子を用いて電気泳動により遺伝子を分け遺伝子の特定に仕方の基礎を学びました。

 

 

 

 

 

 

 

≪生徒感想の抜粋≫
 DNAがマイナスに帯電しているのを利用して同じDNAかどうかを調べることができるということを法医学で用いていることに驚いた。また、マイクロピペットの使用方法を知り、使うことが出来て良かった。

≪生徒感想の抜粋≫
 PCRについて、コロナの検査に使うものだという漠然としたイメージを持っていましたが、予習や当日の実験を通してDNAを複製して増やす方法のことで、コロナの検査以外にも様々な目的で使われていることを知って勉強になりました。電気泳動について、内容が難しそうだなと思って身構えていましたが、仕組みを丁寧に説明いただいたおかげで、ただ手順をなぞるのではなく、それぞれの操作の目的や必要性を考えて理解しながら実験を進めることができ、充実した経験になりました。

 

 

 

 

附属中学3年生向け医学研プレ

 12月16日(土)午後、附属中学3学年の医師志望者向けに渡邉礼子先生(土浦協同病院)、山﨑珠美先生(筑波記念病院)の講話を行いました。
渡邉先生は『医学研ビリギャルVer.』というタイトルで中学校の時から眼科医までの話を、山﨑先生は『私の仕事と今まで』というタイトルで、腎臓の働き、腎臓内科医の仕事、高校時代の様子などの話をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 


<感想の抜粋>
・渡邉先生の前向きな姿勢に元気をもらいました。特に、諦めずに自分のやりたいことを全力でやるというところに感動しました。
・今まで、腎臓内科の存在を認識していなかったが、山崎先生のお話で非常に興味を持ったのと同時に、救急と外来に分けてタイムスケジュールを紹介してくださったことで、医師の具体的な仕事の様子を想像できて有り難かった。また、私には部活は勉強の妨げになるという考えを持っていたが、面接に役立つという新たな情報を得ることができた点も良かった。

令和5年度 医学研

筑波大学 出前授業③
 11月11日(土)土曜講座の午後。2年生対象で、筑波大学附属病院から石津智子先生(循環器内科)、に講演をしていただきました。
 石津先生は、医師は”知識と行動力”が大切であることから始まり、循環器とは心臓と血管に関すること、不全で年6万人の方が亡くなっており心不全になった患者の生存率は癌より低いなど丁寧に話しをしていただきました。
 映像で、2023.1.2 ③米プロフットボール ダマー・ハムリン選手(24)の試合中の心不全により倒れる様子、『 あなたにしか救えない大切な命~君の瞳とともに元サッカー日本代表 松田直樹さんの突然死』を見せていただき、心不全について考えを深めていきました。

 

 

 

 

 

 


<生徒の感想の抜粋>
 石津先生は土浦一高の卒業生で、親しみやすくてわかりやすい授業だった。
私が今回の発表で一番衝撃を受けたのは、心不全の患者さんの方ががん患者さんよりも診断後の生存率が低いという事実だ。世界的にがんに対する研究や予防に多くの資金が投入されているのに対し、心不全はあまり注目されていないという現状があるとわかった。さらに心不全のステージは進行すると元に戻すことができないということにも驚いた。

<生徒の感想の抜粋>
 私の関心のある臨床科の一つである循環器内科の先生のお話で、心電図から読み取って色々なことがわかるのが面白かった。中でも、心電図のとあるタイミングで物理的な衝撃を受けることで心停止してしまうということに驚きました。また、カテーテルによる治療に興味があるので心臓の人工の弁をカテーテルで入れる技術には感動しました。循環器内科は救命にも関係する部分が大きいので救急医療に携わることができるのだと思いました。

 


土浦協同病院 出前授業
 10月7日(土)土曜講座の午後。今回は1年生対象で、土浦挙婦同病院から若井陽子先生(呼吸器内科部長)、酒井康之先生(泌尿器科部長)に講演をお願いしました。
 若井先生には、コロナ禍の時の様子、「優先順位をつけなさい」、呼吸器内科は「肺だけでなくジェネラリストで、急性から在宅まで幅広い仕事である」など印象に残る言葉がありました。
 酒井先生には、治療に対する思い、「気持ちは世界最高の医療へ」など医師としての話していただけました。

 

 

 

 

 

<生徒の感想の抜粋>
 今回、特に印象に残ったのは「優先順位をつけなさい」という言葉だった。自分は勉強においても、他のことにおいても、すべてに手を付けては、中途半端にして、自分を追い込んでしまっていた。「優先順位をつける」というのは、何事においても大切なことだと公演を聞いて痛感した。

<生徒の感想の抜粋>
何でも成功する鍵はResilienceであるということです。英語を学習しているなかでもこの単語には出会ったことがなく、初めて聞きました。この単語には回復力、元気という意味があります。何をする上でも挫折からの回復力、元気は必要だなと私は思いました。私もこの単語を忘れずに、何かくじけそうになったときに思い出したいと思います。


いばらき腎臓財団 出前授業 『臓器移植について』
 10月5日(木)いばらき腎臓財団にお願いして、筑波大学医学医療系消化器外科 講師 高橋一広先生(ひたちなか総合病院 外科)にお世話になりました。2年生32名が参加しました。
 臓器移植は現時点では、人工臓器、再生医療に比べ根本的治療であるが、大手術、費用、拒絶反応、ドナーなどの問題を知りました。また、拒絶抑制剤の薬のタクロリムスは、筑波山の土壌細菌から見つかったということです。
国内でドナーが少ないことで、海外渡航・臓器売買それぞれの問題がありいろいろと考える事になりました。
最後に、グループ毎に話し合い発表をしました。

 

 

<生徒の感想の抜粋>
 命の重さというものを感じた会でした。今までは日本からの視点でしか臓器移植について見ておらず、渡航移植をして元気になるならそれはすばらしいことであり、すべてが解決されるとも思いました。しかし、アメリカにいる臓器移植を希望している子供たちで、日本から渡航移植している人がいるために自分の臓器移植が受けられる時期が伸びて結局はなくなってしまう方がいることを知ってから少し見方が変わりました。臓器移植の正しい現状を理解し、家族とそれらについて話し合うなど身近なところから臓器移植についての正しい理解を広めたいと思います。

 


筑波大学 出前授業② 『産業医 ~働く人の健康管理~』

 9月9日(土)土曜講座の午後、出前授業第2回目を実施しました。今回は筑波大学医学医療系助教 高橋司先生にお世話になりました。2年生23名が参加しました。
 前半は、社会医学・公衆衛生、産業医の仕事などについて話しをしていただきました。
”警察は事故や犯罪が起こらないようにすることが仕事の一つです。それと同じように、産業医は働く人が病気にならないように職場環境などをよくしていくことが仕事です。”と話していました。
 後半は、先生から”右の図は何に見えますか?”という質問があり、「若い女性の後ろ姿」それとも「老婆」? 頭の上に猫がいることに気がつきましたか?などから話しが始まり、ストレスについての話がありました。

 

<生徒の感想の抜粋>
 医師といえば、患者の治療というイメージが強くありましたが、産業医は、日本全体という大きな枠組みの中で、全ての勤労者の健康管理と改善を行っているというお話を聞いて驚きました。コロナウイルスの感染拡大で話題となった保健所や厚生労働省、そして勤労者全体と密接に関わりながら、「病気にかかる→医師の治療を受ける」の前段階である「病気の予防」を社会全体に広めるために、案外身近な存在なのだなと感じました。

<生徒の感想の抜粋>
 最も印象的だったのはストレスについてのお話です。精神的疾患による長期休業を必要とする件数が増加しているという現状は過労死が増加する現在避けられない問題だと思います。そんな中私のような学生もストレスに悩まされることは多く具体的なストレスの定義や解決策を提示されておりとても参考になりました。


病院見学
① 筑波大学附属病院見学  7月31日(月)2年生29名参加
 田中先生から附属病院の特色、小児科の様子などの説明をしていただきました。
井上先生からは救急部の説明をしていただき、「救急医は時代、場所、社会。病院のニーズの変化に対応する必要がある」と話していました。次に、ER、ICU、ヘリポートの見学をしました。ICUでは本校の卒業生の朴先生が説明をしていただきました。
手術部では国内で4番目に多い手術を行っているなど手術についての説明がありました。

 

 
② 水戸協同病院見学  8月8日(火)3年生15名参加
 カンファレンス見学: 多くの先生方が1人の患者に対して、病状の見方・治療について話し合っている様子を実際に見学してきました。
渡辺病院長、小林センター長: 医師を目指すにあたって大切なことについて話をしていただきました。手術室では術衣に着替えて見学をし、手術器具を実際に手にして重さ・動きなどを確認しました。カテーテル室見学では手術を様子を見ながらカテーテルの説明を受けました。

 

 

  


③ 土浦協同病院見学  8月21日(月)1年生23名参加
 病院内の見学ではハートセンターやリハビリテーション部、ERを見学しました。また、偶然ドクターヘリの到着の様子を見ることができました。。
 また、研修医2名と産婦人科の先生(卒業生)との話しを聞きました。フリートークでは、患者の死についてなど答えずらい質問にも先生方が丁寧に対応していただきました。
生徒の中には、「疑問に思ったことに対する回答を実際に聞くことで得られたため、自分の中でもやついていたものがスッキリした」という意見があり、生徒たちは医療に対する認識を新たにしたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


令和5年度 第3学年医学研② 筑波大学出前授業 

 保護者面談期間中の2日目、筑波大学 本多 先生に来校していただき、「筑波大学医学類のカリキュラムや特徴、入試の心構え、地域枠」について説明をしていただきました。
参加者3年生21名、教員2名。
 医学類の特徴として、①問題基盤型テュートリアル ②クリニカルクラークシップ(国内で最長の病院実習が可能である大学)などについて。また、面接や地域枠について丁寧にお話ししていただきました。

 [2023.7.19]

 


令和5年度 第3学年医学研③ 河合塾進路情報説明会

 夏期課外初日午後,会議室にて第3学年医学研として,河合塾柏校舎長 江端 先生に最新の医学部医学科受験に関する情報説明会を開催しました。参加者3年生医学研生徒18名,教員3名。

 医学科の倍率はどのように変化しているのか。共通テスト後の志望校をどのように決めたらいいのかなど具体例を伴って解説を頂きました。
また、共通テストは大切であり、国語を疎かにしないこと。現役生は,夏以降に大きく伸びるので、今の成績では無く、3年秋に成果が出てくるよう頑張って欲しいと励ましていただきました。
[2023.7.24]

 


令和5年度 第2学年医学コース 筑波大学出前授業①

 土曜講座の午後、本館会議室にて、筑波大学から講師の先生をお呼びしての出前授業第1回目を実施しました。今年も筑波大学医学医療系教授 高橋智先生にお世話になることができました。

「筑波大学医学群医学類の概要」と「国際宇宙ステーションにおけるマウス宇宙実験」
というテーマで約2時間にわたって講義をいただきました。本校生徒にとって筑波大学は身近な存在であるため生徒の関心はとても高い大学です。その筑波大学の特徴や筑波大学で行われている世界の先端の研究などについて学ぶことができました。基礎研究については、JAXAとの共同研究の内容について教えていただきました。医学科から様々な進路が考えられることを知ることができました。

<生徒感想 抜粋>
 医学部進学イコール臨床医のイメージが強かったが、先生が医師免許取得後に研究の道に進み、一見医療とはかけ離れている宇宙発展にも貢献しているように、医学部進学後にも様々なキャリアプランがあることを再認識できた。また、自分が興味のある分野や医学分野のみでなく、広い視点をもつことで一つの学問を様々な範囲で応用できるなということを改めて感じました。宇宙でのマウス実験が、地球上の骨や筋肉の老化や増幅などの話題にも関連させていけるところがとても興味深かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[2023.07.01]


令和5年度 第1学年・第2学年合同医学研 進学情報説明会

 定期考査最終日の午後、第1学年・第2学年医学研合同で、河合塾柏校から校舎長の江端先生をお呼びして、医学部医学科受験とはどよのうなものなのかをお話しいただきました。参加者第1学年生徒、第2学年生徒の合計59名の生徒が参加し、なぜ医師を目指すのかについて考えることの重要性や、医学部医学科を目指すための高いハードル、受験について学びました。
 特に2年生に対しては昨年とほぼ同じ内容をお話しいただけるようにリクエストしておりましたが、1年前とは全く異なる受け取り方をしており、土浦一高でのこの1年間で大いに成長し、より真剣に講話の内容が理解できたのだと感じることができました。1年生は一高流に慣れ、自分の人生について深く考え行動できる生徒をめざし頑張っていきましょう。

<生徒感想 抜粋> 
 私は医者になりたいという夢はありますが、受験のシステムや医者の種類などはほとんど知りませんでした。しかし、講話を聞き基本的な情報を得ることができました。
 私が講話の中で印象に残ったことは、「気になったことは自分からどんどん調べなさい」という言葉です。高校3年生になったとき医学の道に進むのかは分かりませんが、今から医学に関する情報を集め、知識を増やしておきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

[2023.06.30]

 


令和5年度 第1学年医学研 オリエンテーション

 6月13日(火)16:15~17:20、学習館1階にて、茨城県庁医療人材課の方々も参加し、1年生向けのオリエンテーションを実施しました。1年生にとっては、一高に入学してまだ日が浅いこの時期での開催となりましたが、生徒42名、保護者19名、教員5名が参加しました。

 学校長、学年主任の挨拶の後、医療人材課から茨城県の医療事情、地域枠に関する説明がありました。茨城県の医療事情や茨城県が医師を目指す高校生に向けての種々の支援策を学んだ後、土浦一高の「医学研」、2年生から始まる「医学コース」に関して話を聞きました。生徒の皆さん一人一人が、自分の将来、職業について深く考える第一歩になってくれたことでしょう。医師・医療に少しでも興味関心がある多くの生徒が「医学研」に入会し、意欲的にこれからの活動に参加してくれることを期待します。

[2023.6.14]

 


令和5年度 医学研 行事計画(案)

令和5年度 医学研 実施計画.pdf