インターナショナル・デイ
【概要】
生徒の研究の深化及び異文化理解を目的とし,筑波大学留学生に来校していただき,生徒の少人数グループに一人の留学生が入り英語でディスカッションをする。ディスカッションのテーマは,生徒の研究内容のほか,各留学生の出身国の紹介,両国での高校生活の相違,世界の時事問題などである。ディスカッション後はグループ内でまとめた感想を代表生徒が英語で発表する。
1 目 的
(1)生徒が留学生に対し自らの研究成果を紹介することで,有益なフィードバックを得て研究を深化する。
(2)留学生とのディスカッションを通して異文化理解を進めるとともに,コミュニケーション能力を高める。
2 日時・場所
平成29年 12月4日(月)及び12月6日(水) 各日4クラスずつ 計8時間
3 参加者
・本校1年生各クラス
・留学生 2日間延べ25名
留学生の出身国
インド,台湾,キルギス,ウクライナ,カザフスタン,ロシア,ジョージア,スロベニア, ボスニアヘルツェゴビナ,ドイツ,ナイジェリア,メキシコ,ブラジル |
【生徒感想】
・(ボランティアプランに対して)ボランティアをどうやって集めるのか?集めた後も,何度もミーティングをしてどのように作業をしていくか考えなければならないし,膨大な時間とお金がかかる。そもそもどうやってお金を集めるのか?というアドバイスを得た。もう少し規模を小さく考える必要があると思った。
・(太陽光を使った機器のアイディアに対して)なぜ太陽光にこだわるのか?どのようにして,設備を維持するのか?そもそも砂漠がある国=貧しい国という図式は正しいのか?などの質問を受けた。太陽光以外の視点から,貧しい国の共通点を探して新しい支援のプランを考えなおしたい。
・(水質浄化のアイディアについて)意外とたくさんの国で,きれいな水が飲めずに苦しんでいる人がいること,薬品や器械での浄水が可能であることなどを知った。霞ヶ浦や特産物など茨城のものを,どうにか水の浄化に活かせないか考えたい。また,薬品や器械の価格や性能も調べようと思う。
・(外来魚を使用した肥料を作るアイディアについて)どうやって外来種だけを捕獲するのか。それにはどのくらいのコストがかかるのか。また,その肥料で本当に植物が育つのか?などの多くの疑問点をいただいた。これらに一つずつ答えられるように調査を行い,プランを充実させたい。
・筑波大学という身近なところに世界中から人が集まっていることを知り,筑波大学に入れば,日本にいながらにして国際交流ができると思い,入りたくなった。
・アフリカの人と話すなど初めてのことで,授業の中でしかなかった世界がこんなに近くにあることにうれしくなった。世界の壁が低くなった。
・筑波大学の留学生の方々は,遠い異国でもこんなに生き生きと活動されていることに触れて,すごいなと思った。自分がもし留学したら,こんなふうに地元の高校に行ったりして交流できるだろうかと不安にも思ったが,留学してこんな体験などをしてみたいとも思った。
【写真】
留学生からの自己紹介と国の説明 |
わかりやすい英語で話してくれる |
ジョージア出身の方と話し合い |
インドのことを聞いてみる |
雑談も交える |
ナイジェリア出身の留学生と談笑 |
スロベニアの教育について |
ドイツの文化などを聞く |
ブラジル出身の留学生に研究を紹介する |
観光地の写真をもとに話す |
研究についてアドバイスをもらう |
ロシア出身の留学生と談笑 |
英語で通じることに自信をもつ |
相互の高校生の生活について |
両国の交通機関の違いについて |
スペイン出身の人の朗らかさに触れる |
ナイジェリアの貧困などを聞く |
ブラジルでの人の生活について |
積極的に説明する |
最後に話し合ったことを発表 |