令和4年度 第2学年医学コース 筑波大学第3回出前授業

 11月12日,土曜講座終了後の午後に,筑波大学による第3回目の出前授業を実施しました。
 今回は筑波大学医学医療系循環器内科の石津智子先生を講師に迎え,「生まれつきの心臓病の克服」という題でお話し頂きました。尚,石津先生は土浦一高の卒業生であり,長年筑波大学で循環器系の医療に携わっておられる先輩になります。13:40~15:50,教室棟4階多目的室,参加生徒第2学年医学コース生徒19名,教員2名。

 石津先生には先天性心疾患の治療に関して,治療法の歴史・最先端の治療技術・妊娠時の支援など,様々な話題に触れて頂きました。
 豊富な画像資料や動画を見せて頂きながら,単なる知識や技術についての伝達だけでなく,医師として患者に接する上での信念など,医学倫理に関わる話題まで,大変丁寧に説明を頂きました。
特に,「先天性心疾患の手術を受けたのちに成人した女性が妊娠・出産を希望したとき」という内容については,生徒にとってはあまり考えたことがない場面についての話題だったので,新鮮に捉えられたようでした。
 茨城県の医療事情はまだまだ体制不十分な面も多いので,先輩として多くの生徒に医師として活躍して欲しいという願いが強く込められていたように思います。
 お忙しい中,時間を割いてくださった石津先生に感謝申し上げます。

[2022.11.12]