平成30年度 第2学年 第11回「医学研」

平成30年度 第2学年 第11回「医学研」
 12月15日(土)土曜講座の午後,いばらき腎臓財団に依頼していた「いのちの学習会」を実施しました。筑波大学医学医療系消化器外科・臓器移植外科講師の高橋一広先生に来校していただき,本校第2学年の生徒14名と教員5名が参加しました。


 まず,臓器移植を必要としている患者さんの数に対して,日本において移植する臓器を確保することがいかに困難な状況であるか,生体臓器移植の危険性,脳死臓器移植が日本で広がっていかない現状など,データに基づいた現実を紹介していただきました。その後,「自分の家族が脳死になったときにあなたは臓器提供に賛成するか否か」というテーマで,班別に意見交換しそれぞれの考えを発表し合いました。「将来医師になったら」という視点ではなく,自分の家族の問題として考えたことは,将来患者や家族に寄り添った医療を提供できる医師を目指す上でとても貴重な経験になったと思います。教員チームの意見発表もあり,世代間での考え方の違いにも気づくことができました。


 今回,このようなすばらしい勉強の場を提供していただいた公益財団法人いばらき腎臓財団の皆様,講演してくださった筑波大学・高橋一広先生にお礼申し上げます。

[ 2018年12月18日 ]